京都府八幡市スズメバチ駆除作り立てのスズメバチ巣駆除2023年5月19日(金)生垣の中に蜂の巣みたいな物があるので剪定が出来ない!ということで御連絡を頂いたのは戸建て物件にお住まいの男性。つい最近に御自宅敷地内の外構に植えられている生垣の剪定を行っていたところ,生け垣の中におかしな物体の物があるのを発見したのです。今まで見た事もない物だったので念のため剪定は中止し,近辺には接近しないようにしご近所の方に相談。するとそれはスズメバチの巣であるということが判明したのです!剪定を中止して良かった・・・かなりゾッとすることに。スズメバチの巣ということが判明したのですが,想像していた蜂の巣とは違ったので分からなかったのです。それは通常のスズメバチの巣と言えばマーブル模様の真ん丸の蜂の巣を想像していたのですが,丸い巣から先端に筒状の物体が伸びている状態。例えばフラスコや一輪挿しの花瓶を逆さにしたような独特な物体だったのです。まさかこのような物体がスズメバチの巣と思ってもいなかったのでかなりビックリ!危険と判断しすぐに駆除を御決断なさったのでした。これは紛れもなくスズメバチの巣になり種類はコガタスズメバチ。コガタスズメバチに関しては巣を作り立ての時期,つまり春先の女王蜂が一匹のみで巣作りを始めた頃というのは,上記のような独特な形状の蜂の巣になります。今回は生け垣の中でしたが,軒下などにポツンとそのような物体があっても一瞬は蜂の巣とは判断できない事もあるでしょう。しかしこの時期にそのような物体を発見出来れば危険性を最小限に抑えることが出来るのです。巣を作り立ての時期でまだ女王蜂が一匹のみの状況であれば,それだけ襲われる確率が低いからです。ここからひと月程経過してしまうと巣の内部から働き蜂が続々と生まれてくることになりますので,徐々に危険性が増大していくというわけです。ですので今回のお客様もスズメバチに巣作りされてしまいましたが,まだこの時期に巣を発見出来たので良かったのです。そして今回巣作りしていたのは生垣の中。生垣の中に蜂に巣作りされてしまうと,枝や葉っぱが妨げになってしまい,巣が見えずかなり発見が遅れてしまうことが多いのでそんな観点からも剪定中に気付く事が出来て更に良かったのです。生垣の剪定を開始した際に巣に気付かず近辺に近付き,巣に刺激を与えてしまい一気にハチに襲われ,刺されてしまうことが多発しているので,生垣内部というのは危険な営巣箇所と言えるでしょう。生垣の中というのは一見しただけでは巣を確認出来ないことが多いので,もしも春先以降,真夏などに剪定を行う際は必ず事前にハチが内部へ出入りしていないかどうかをよく確認して頂く様お願い致します。早急に駆除にお伺い。該当の生け垣を確認したところ,やはり一見しただけでは巣は見えない状況。剪定中に気付く事が出来て良かった・・・そして該当箇所を確認しますと,内部にコガタスズメバチの巣。初期の独特な形状です。状況が把握出来ましたので駆除実施。現時点で内部にスズメバチがいるか分かりませんので,とりあえず内部に薬剤注入。すると,現時点ではハチは不在。この時期の女王蜂が一匹のみの段階では女王蜂自ら餌の捕獲など行っていますので頻繁に巣を離れるのです。ですので不在の場合はしばらく待機し帰りを待つことになります。長時間が経過・・・しかしいっこうに姿を現さず。結局一切巣に戻ってくることはなかったのです。稀にこういったケースも発生します。こちらで巣作りしていたのですが,何らかの異常事態が発生してしまい,巣に戻ってくることが出来なくなってしまったということや,異常事態は発生しておらずこちらの巣を放置し別箇所へ移動した。などの要因が考えられます。仕方がないので巣を撤去し,内部を確認しますとやはり少し前まではこちらで生活していたのですが,上記のような要因でこちらの巣は既に活動終了していることが判明。こういったケースでは周辺の近くに新たに巣作りを開始している可能性もありますので念のため敷地内全域の調査も実施。結果,他では巣作りされていないことを確認出来ましたので駆除作業の完了。これでとりあえずはご安心頂けます。今回は稀なケースでしたが,必ず巣に一匹のスズメバチが存在することになりますので巣作りされているのを発見なさった際間違っても巣を払い落としてしまうような事は無い様ご注意ください。そして生垣の中に巣作りされてしまうとなかなか気付きにくいので,剪定をなさる際は事前にハチが出入りしていないかどうかを十分ご確認ください。