「トックリみたいな巣」【和歌山市スズメバチ駆除植木】2015/06/15
和歌山県和歌山市内,戸建て住宅様の庭植木に巣作り。作り立てスズメバチの巣駆除の全容を御紹介させて頂きます。
板倉敦司
板倉敦司

和歌山県和歌山市スズメバチ駆除

初期のスズメバチ巣駆除

 

2015年6月15日(月)

 

駆除の御相談を頂きましたのは
戸建て住宅にお住まいのお客様。

 

御自宅のお庭にて蜂の巣らしき物を
発見したのですが,そうであるか
そうでないのか,良く分からない
状況である・・・

 

ということだったのです。

 

それはお庭に植えられている植木の
枝部分に奇妙な物体があるということ。

 

植木の枝にトックリやフラスコを逆さに
したような物体がぶら下がっている・・・

 

一体何なのか全く分からなかったのですが
少し気になり,お客様なりに情報収集。

 

するとそれは蜂の巣と判明!

 

しかもスズメバチの巣であるということが
分かり,かなり驚かれたのでした。

 

スズメバチの巣といえば,まん丸い蜂の巣を
想像していたので全く想像と違い
判断出来なかったのです。

 

そんな状況を発見なさったきっかけは
お庭の草抜きを行っている際だったのですが
該当の植木の近辺の草抜きを開始しようと
したところ,ふと植木に視線を送った。

 

すると枝部分にそのような物体があった。

 

こういう事でございました。

 

今回そのようなスズメバチの巣を発見して
しまったのでかなり驚かれたと思いますが
たまたま視線を送った際に異変を察知
することが出来たので良かったのです。

 

もしも巣があることに気付かず植木に最接近
あるいは植木に接触などしてしまっていたら
危険な状況に陥っていた可能性が
あったからです。

 

このような状況で植木に接触した際に突然
植木からハチが飛び出して来て襲われ
刺されてしまうという事態もよく発生
しますので要注意箇所となります。

 

今回お客様が発見なさった奇妙な物体は
正にスズメバチの巣になります。

 

スズメバチの中でもコガタスズメバチ。

 

コガタスズメバチに関しましてもある程度
ハチの数が増加してくると,想像される
真ん丸の蜂の巣となるのですが,この時期の
巣を作り立ての際は巣の形状は独特な
形をしているのです。

 

初めて確認した場合はスズメバチの巣とは
判断出来ないこともあるでしょう。

 

トックリやフラスコ,一輪挿しの花瓶などを
逆さにしたような物体なのです。

 

この形状の巣の段階では初期段階になるので
まだハチの数は巣の主である女王蜂一匹
のみになりますので,巣作りされてしまった
としてもこの時期に発見出来ればそれだけ
危険性を最小限に抑えられるという事です。

 

そして巣の内部から複数の働き蜂が誕生
し出すと,真ん丸の巣へと変化していくのです。

 

コガタスズメバチに関しましては5月から
6月頃の巣作り開始したての時期は上記の
ような巣の形状になるので,もしも敷地内に
そのような物体があればそれはスズメバチの
巣になるので不用意に払い落としてしまう
ようなことは避けるようにしましょう。

 

巣の形状も分かりにくいのですが,それに
加えてコガタスズメバチは植木や植え込み
内部などによく巣作りを行い,枝などが
妨げになり巣が分かりにくいことが
多いので巣作りされてしまう箇所も
厄介になります。

 

少し発見は困難になりますが敷地内に植木が
存在する場合はスズメバチに巣作りされて
しまう恐れのある箇所という事を念頭に
置いて頂いた方が良いでしょう。

 

早急に駆除にお伺い。

 

該当のお庭の状況を確認しますと,それは
コガタスズメバチの巣。

 

片隅に植えられていた植木の枝部分に
巣作りされており,初期の独特な形状。

 

スズメバチ駆除植木

 

想定通りハチの数は女王蜂一匹のみの様子。

 

やはり植木の枝に巣作りされてしまうと
巣と枝などの見分けがつきにくいので
発見は少し困難になります。

 

状況が把握出来ましたので駆除。

 

コガタスズメバチの巣初期

 

この時期は女王蜂自ら子育てなどを行って
いますので頻繁に巣を離れるのですが
巣にいる状態で駆除することが重要なので
もしも留守の場合は帰りを待つことに。

 

巣の内部に薬剤注入しますとタイミング良く
内部にいてくれたので退治完了。

 

そして巣も完全に撤去。

 

巣の内部を確認しますと,やはり数匹が
幼虫に孵化している程度でまだ働き蜂は
誕生していない状況。

 

これでこちらの巣に関しては完全に
駆除完了出来たということです。

 

念のため敷地内その他の箇所も調査させて
頂き,他では現時点では巣作りされていない
ことを確認出来ましたので駆除作業の完了。

 

コガタスズメバチに関しては毎年のように
巣作りされてしまうという事はあまり発生
しませんが,全域の植木の点検を今後も
定期的に行って頂く必要があります。

 

今回のように初期の段階のコガタスズメバチ
の巣は独特な形をしておりますので
そんな物体を発見なさった際は出来る限り
その時点で駆除しておくことを
おススメ致します。

 

植木の他,軒下や雨避け屋根などにも
巣作りを行いますのでこの時期から
全域の点検を行っておくことが重要です。