ツタ内部のスズメバチ駆除

 

2015年8月19日(水)

 

駆除の御依頼を頂きましたのは
とある施設様。

 

施設外周が少し高さのある壁面となって
いるのですが,そこには一部つたが
生い茂っている状態。

 

そのつたの内部にスズメバチの巣が
あるのを発見してしまったという
ことだったのです。

 

そんなスズメバチの巣を発見なさったのは
お客様という訳でなく,実は全く無関係の
通行人の方だったのです。

 

そちらのつたが生い茂っている壁面の
すぐ側というのが,周辺の近隣の方々が
通行する道路に位置していたのです。

 

ですので通行人の方が通りがかった際に
そんなスズメバチの巣を発見したのです。

 

そして緊急の御指摘を受け,確認したところ
そこにはスズメバチの巣があったので
早急に対処する必要があった！

 

こういう事でございました。

 

施設外周の壁面に生い茂っている蔦の内部
ということは,施設におられる方々は全く
そんな状況に気付く事が出来なかったのです。

 

ですが敷地前は通りに面した箇所だったので
近隣の方々に影響が及んでしまっている
状況だったのです。

 

こういったケースもよくある事態で対象の
お客様宅には何の影響も無くても,ご近所の
方々など第三者の方に影響,被害が及んで
しまうというケースです。

 

蜂の巣に関してはこのようなケースも
よくある事態なのです。

 

一般家庭様のケースでは敷地外周に植えられている
生垣内部に巣作りされている場合や,敷地内裏手に
巣作りされている場合などがかなりの確率で
第三者の方々に影響が出てしまうことに
なるのです。

 

実際にお住まいの方は全く蜂の巣に気付く
ことが出来ずに時が経過し,巣は巨大化そして
ハチの数もかなり増加してしまってから
第三者の方々に影響が及んでしまう。

 

このような事態もよく発生しますので
自分自身の危険性の他,上記のような危険性も
絡んでくることを念頭に置いて頂いた
方が良いでしょう。

 

そんな事態を回避するためにも敷地の外周
部分や裏手など普段視線を送ることのない
箇所も意識的に点検しておくことが重要です。

 

そして今回のように外壁などに蔦が生い茂って
いる状態であれば,ハチの種類を問わず標的と
なりやすいので,定期的にお手入れを行って
おくことも重要になります。

 

通行人の方々に影響が出てしまっている
状況なので迅速に御対応。

 

該当箇所を確認しますと,それは壁面に
生い茂っていた蔦の内部に巣作り！

 

 

コガタスズメバチの巣。

 

直径20㎝程に成長しており,頻繁に巣へ
ハチが出入りしているので,ハチの総数も
かなり増加している状況。

 

そこはすぐ真下が道路に面していたので
やはりお客様には全く影響が無いのですが
通行人の方々に危険が及んでいる状況。

 

きっかけがあれば頭部を襲われ刺されてしまう
危険性のある箇所だったのです。

 

場所的に今回御指摘を頂いた通行人の方以外にも
お気付きになられていた方はかなり
おられていたことでしょう。

 

やはり蔦の内部に巣作りされてしまうと
巣自体はかなりよく確認しないと判断出来ない
ことが多いので発見は遅れてしまうことが
多くなります。

 

どちらかというとそれなりに巣が巨大化し
ハチの数が増えてしまってから,ハチの出入りで
気付く事が多いでしょう。

 

その頃にはかなり危険な状況に陥っている
ということになりますので,生い茂ったつたが
存在する場合は注意が必要です。

 

状況が把握出来ましたので駆除。

 

慎重に巣に最接近。

 

 

内部のスズメバチたちを全て退治し,退治出来た
ところで巣も蔦ごと完全に撤去完了。

 

巣の内部を確認しますと,まだまだ幼虫も
サナギも多数だったので今後更に事態は悪化
していたことでしょう。

 

 

ここからは巣に戻ってくる多数の戻りバチを
地道に退治しその他の箇所も調査。

 

結果,他では問題ないことを確認出来ましたので
全てのスズメバチ駆除作業の完了。

 

これでようやく近隣の方々にも安心して
頂くことが出来そうです。

 

ですが今後のためにも周辺の生い茂った
つたは必ず対策して頂く必要がありそうです。

 

今回のように敷地の外側との境目に蜂に
巣作りされてしまった場合,かなりの確率で
第三者の方々に影響が出てしまうことと
なりますので,敷地外周部分なども忘れずに
定期的に点検を行っておくことが重要です。

 

そしてそんな状況を第三者の方から指摘された
場合,すぐに対処しないといけないという
ことで切羽詰まってしまうことになるので
出来る限り御自身で,異変を察知しておく
ことをおススメ致します。