アシナガバチに関しましては
一年限りの一生となります。
どの種類のアシナガバチでも同様で
一年ごとに繰り返し巣作り及び
子育てを行っていくことになります。
こちらのページではそんなアシナガバチの
生涯を簡単にご説明させて頂きます。
長い冬が終え,そろそろ暖かくなってくる
季節がアシナガバチにとって一年の
始まりとなります。
昨年の段階で最終的に誕生していた
新女王蜂が長い冬眠から目覚め
活動を開始し出す時期なのです。
その冬眠箇所というのが一般家庭の
敷地内であることが多く
などで冬眠に入ることがあります。
中には最終的に巣を飛び立たずに
そのまま巣にて冬眠に入るケースも
まれにございます。
基本的にアシナガバチの場合は最終的に巣を飛び立つのですが,稀に巣にて冬眠に入っているケースもございますので冬季などに御自分で巣を撤去なさる際は十分ご注意ください。
上記のような箇所で冬眠に入る際
一匹のみではなく,複数匹から
数十匹で冬眠に入ることになります。
それらが冬眠から目覚めたての際は
しばらくそちら近辺にて生活することに
なるのでこの時期に突然たくさんの
アシナガバチが飛び出しているという
際は近くが冬眠箇所になっていた
という場合もあります。
冬眠から目覚めたアシナガバチの
新女王蜂たちそれぞれがそろそろ
巣作りを開始し出すのがこの時期。
アシナガバチに関しましては必ず
毎年一から巣作りを行いますので
昨年などに巣作りされていた巣を
再利用することはございません。
巣作りを開始したてなのでまだ巣は
初期サイズの小さな蜂の巣で
巣に対してハチの数が女王蜂
一匹のみとなります。
この時期は女王蜂一匹のみで巣作り
及び子育てを行っておりますので巣は
急激に巨大化することはなくハチの数も
急激に増加するということはありません。
この時期に巣を発見し完全に退治する
ことが出来れば危険性を最小限に
抑えることが出来,様々な弊害が
発生することも防止出来ます。
この時期にアシナガバチの巣を発見し,御自分で駆除なさる方もおられるのですがその場合は後々様々な弊害が発生してしまうこともありますので万全の態勢で完全に駆除するつもりで行って頂くことが重要です。
女王蜂一匹のみで子育てを行っていた中
そろそろ子育てされていた幼虫がサナギ
状態となり,そのサナギが羽化し成虫の
アシナガバチとして誕生してくる季節。
この幼虫たちが成虫のアシナガバチとして
誕生し出してくると,皆が巣作り,子育てに
参加することになりますので小さな巣だった
アシナガバチの巣は徐々に大きく成長
していくことになり,それに合わせてハチの
数も例外を除き増加してくる
ことになります。
この時期に入り,ハチの数が増加し出して
くると,それだけ巣に行き来するハチの
数が増加することになるのでそれだけ
アシナガバチの姿を目撃する頻度が
高くなります。
ということは異変に気付かれる方が
多くなりハチに巣作りされているのを
発見することの多い季節になります。
アシナガバチに関しまして6月以降は一気にハチの数が増えてくることになるので出来る限り早急に退治しておく方が良いでしょう。そして刺されてしまう方も多くなってきますのでご自分で蜂の巣駆除をなさる際は細心の注意が必要です。
猛暑真っ只中のこの季節というのは
アシナガバチに関しましては例外を除き
かなり巣は巨大化,最大級の大きさに
成長している時期となります。
そしてハチの数も数十匹から中には
数百匹にまで増大していることも。
かなり危険な季節
この時期はアシナガバチの巣を
発見しても
といったことが重要になります。
9月頃になるとほぼ巣は最終段階で
それ以上巣が巨大化することは
ございません。ですが巣の内部からは
ほとんどの幼虫が羽化しているため
ハチの総数は最大級に増加している
ことになります。巣の内部に幼虫が存在
しないことが多いので頻繁に巣へ行き来
することはあまりなく,ほとんどの大群の
アシナガバチが巣に群がっている状況が
多くなります。そして最終的に翌年に
向けての新女王蜂が誕生することに
なるのです。
最大級に巣が巨大化,ハチの数が増加しているこの時期にはむやみに殺虫剤を噴射しない,特に殺虫剤を使用せず巣のみを払い落としてしまうような行為は絶対に避けるようにしましょう。とんでもない事態に発展してしまうこともあります。
巣の内部より誕生した全てのハチが
しばらく巣にて生活していたのですが
そろそろ全てのアシナガバチが巣を
飛び立つ時期がこの季節となります。
巣を飛び立ったアシナガバチたちが
場所を選ばず大群で群がり出し
そちらを巣代わりにしばらく生活する
といった事態が発生する季節に
なります。
などなど様々な箇所に突然大群の
アシナガバチが発生することがあるのです。
群がっている箇所によっては
玄関の出入りが出来ない
ベランダの窓が開けられない
といった事態に陥ってしまうことが多いのが
この季節になります。
この群がりは数十匹なのが平均ですが
中には百匹程が群がっていることも
あるため,かなり不気味に感じます。
ですがこの時期は新たに巣作りを開始
しようとしていることはありません。
11月頃に入るとそろそろアシナガバチに
関しましては最終のシーズンになります。
あちらこちらで新女王蜂が雄バチと
交尾を行う姿が見受けられます。
そして新女王蜂はそろそろ冬眠の
準備に入ることになります。
新女王蜂たちが冬眠出来る箇所を
探し当て,あるいは旧女王蜂が冬眠に
利用していた箇所を再度利用することも
よくございます。
といったケースでは実は敷地内の
何処かがアシナガバチの冬眠箇所に
なっていたということもよくあります。
11月下旬から12月上旬のまだ気温の
高い段階ではしばらく冬眠箇所を拠点に
生活しますのでアシナガバチの姿を
見かけた場合は一度敷地内の全域を
点検してみるのも良いかと思います。
冬眠の準備が整い,気温が一気に
下がる頃には本格的に新女王蜂が
冬眠に入ることになります。
その頃にはハチの姿は一切
見かけなくなります。
そうしてアシナガバチの新女王蜂は
永い眠りにつくことに。
次に目を覚ますのは翌年の長い冬が
明けた春先の3月頃となります。
このようにアシナガバチの生涯の
サイクルが継続するというわけです。
中には異常気象等により2月頃に
冬眠から目覚めることも稀にございますが
それはまた別のお話・・・