巣の形状が特殊な【ドロバチ】について習性など御紹介
御自宅の外壁などに奇妙な物体が付着しているのを見たことがある方もおられると思います。それはドロバチの巣である可能性があります。そんなドロバチに関しまして巣の形状などご説明させて頂きますので点検の際の参考にして頂ければと思います。

ドロバチってどんな蜂?

ドロバチについて

 

弊社駆除対応地域である
大阪府,奈良県,京都府,兵庫県
和歌山県内において山間部
都市部を問わず生息している
ドロバチについて御紹介します。

 

ドロバチに関しましては一般家庭
一戸建てやマンション,ハイツなど
によく巣作りするハチになります。
一戸建てに関してはスズメバチや
ミツバチと同様屋内側の屋根裏
内にもよく巣作りを行います。

 

屋内側に巣作りするということは
厄介なハチなのですが基本的に
ドロバチは大人しい蜂になり
人に襲い掛かって来るということは
ほぼございませんので見守って
あげるのも良いでしょう。

 

こちらのページでは数種類存在する
ドロバチに関しまして総称して
習性など簡単に御紹介
させて頂きます。

 

ドロバチ

 

ドロバチに関しましてはあまり
聞き慣れないハチなのですが
こちらの蜂もよく一般家庭の
敷地内に巣作りする蜂になります。

 

ですが巣作りされていたとしても
全く気付くことが出来ない
ことが多いハチになります。

  • 巣の形状が蜂の巣らしくない
  • 巣の部分に蜂の姿がほぼない

といった理由でそのまま見過ごす
ことが多くなります。

 

体長は種類によっては約1,5㎝程と
かなり小さいハチもおれば中には
約4㎝前後とかなり体長が大きく
飛翔している姿は少し恐怖に感じる
個体もおります。

 

ドロバチ

 

体はその他のハチと比べ種類によっては
かなりスタイリッシュに感じますが
飛翔している姿はアシナガバチと
似ているため勘違いすることも
ございます。

 

巣の形状はかなり特徴的で
全体的にベージュ色,グレー色で
泥を塗り固められた巣になります。

 

ドロバチの巣

 

ドロバチの巣に関しましては
かなり独特なので一見しただけでは
蜂の巣とは判断出来ない
形状になります。

 

御自宅の外壁などに泥の塊が
こびりついている場合はそれは
ドロバチの巣である可能性が
高いということです。

 

中には作りかけの燕の巣かも分からない
と思う方もおられるでしょう。

 

ドロバチに関しましてもアシナガバチと
同様に一戸建て,マンション,ハイツに
関わらず敷地内にいつの間にか
巣作りするハチになります。

  • 軒下
  • 玄関先天井
  • 窓サッシ
  • 換気口
  • 屋根裏
  • 共用廊下

などなど,あらゆる箇所に巣作り
するのですが,ドロバチは他のハチと
比べても人に危害を加えない
ハチなので生活に影響の無い箇所
であれば積極的に退治しなくても
問題はございません。

 

しかし玄関先天井や窓サッシなど
巣作りされてしまった箇所によっては

  • 玄関の出入りが出来ない
  • 窓が開けられない

といった弊害が発生してしまう
こともありますので影響が出ている
ようであれば駆除をご検討頂いた
方が良いでしょう。

 

ドロバチの巣

 

ドロバチの巣

 

特に屋根裏内に巣作りされている場合は注意が必要でドロバチ自身は全く影響が無く,問題ないのですがドロバチが屋根裏内に侵入出来るということはその他のスズメバチなども侵入出来てしまう隙間が屋外側に存在しているということなのでスズメバチなどに侵入されない様対策が必要です。

ドロバチに関しましては巣に常に
ハチの姿が確認出来るという
わけではないので特に蜂の巣と
判断出来ない要因なのです。

 

アシナガバチやスズメバチであれば
常に巣にハチの姿があり,そちらの
巣にて生活し芋づる式に巣が
巨大化し,ハチの数も増加していく
という習性なのですが,ドロバチに
関しましてはそういうわけではなく
巣も芋づる式に巨大化していく
ということはほぼなく,巣の内部から
誕生するハチも数匹程度が
平均になります。

 

そして親バチもそちらの巣に常に
常駐しているわけではなく,たまに
巣に餌を運んできては内部に
ため込み,すぐに巣を飛び立って
しまうのです。

 

ですのでなかなか巣にハチの姿を
見かけることが無いのです。

 

巣の内部の幼虫たちがサナギ状態に
なるとそちらの巣へは親バチは
全くやって来ません。

 

そしてそのサナギ状態のものが
成虫になり巣を飛び立ちますと
そちらの巣は完全に活動終了
となるのです。

 

そんな習性なので巣にてハチの
姿をほぼ見かけないのです。

 

ですが巣作りしたての当初は頻繁に
巣作りするためにそちらへ
やって来るので玄関先や窓サッシ
など目を向けやすい箇所であれば
異変に気付きやすいでしょう。

 

ドロバチの巣

 

窓サッシや玄関先に巣作りしていた
場合,ハチがやって来たタイミングと
窓を開閉したタイミングが重なると
稀に室内にドロバチが侵入して
しまうこともあり,そうなってしまっては
いくら人に危害を加えないと言っても
恐怖に感じるはずですので屋外側を
定期的に点検しておくことが重要です。

 

お部屋内に巣作りすることも!

 

ごくごく稀になんと完全な室内に
巣作りされることもあります。

 

窓が常に開けられた状態
換気扇など故障で屋外と通通状態

 

このような状況の場合,完全な
お部屋の中に巣作りされて
しまうことがあるのです。

 

ドロバチの巣

 

もしも室内に巣作りされてしまうと
通常の生活が送れないことと
なってしまいますので出来る限り

  • 窓を開放する際は網戸を使用
  • 故障箇所がある場合は修理

このような事で室内に侵入されない様
対策が必要です。

 

屋根裏に巣作りされていた場合

 

ドロバチに関しましてもスズメバチや
ミツバチ同様,屋根裏に巣作りする
ことがよくございます。

 

ドロバチの巣屋根裏

 

スズメバチなどの場合は芋づる式に
ハチの数が増加していくので
異変に気付きやすいのですが
ドロバチの場合はそうでもなく
屋内側へ出入りしている姿を
見かけることはほぼ無いでしょう。

 

ですのでドロバチが巣作りしている
場合はそれ程気にする必要はない
と思うのですが,しかし時には

室内側に隙間などが存在する場合はお部屋の中にドロバチが侵入してきてしまう

という弊害が発生してしまう
こともあります。

 

ドロバチ侵入口室内

 

ですので室内側の天井などに
隙間が生じている場合は
対策しておく必要があります。

 

ドロバチが屋根裏内に巣作り
しているということはスズメバチなども
侵入出来てしまうということ。

 

屋根裏内にドロバチが侵入出来て
しまうということはつまり屋外側に
ハチなら容易に屋内側に侵入出来て
しまう隙間などが存在するという
ことになります。

 

ドロバチ侵入口外壁

 

ですのでその他の蜂のスズメバチや
ミツバチに屋内側へ侵入されぬ様
外壁などに隙間が生じている場合は
対策しておくことが重要です。

 

ドロバチ対策=スズメバチ対策

 

ということです。

 

もしも屋根裏内に入ることがあり
そこに泥の塊が存在する場合は
その他のハチの対策のためにも
屋外の外壁や通気口など
点検するようにしましょう。

 

ドロバチは危険ではないですが・・・

 

ドロバチに関しましては単体で
考えるとほぼ人に危害を加えない
ので営巣箇所によっては
見守ってあげるのも良いでしょう。

 

しかし営巣箇所によっては

  • 生活に支障が出てしまう
  • その他のハチが巣作りしてしまう

といった弊害が発生してしまう
こともありますので営巣箇所の
判断は難しいですが,影響が
出てしまうようであれば駆除を
きっちりと行っておく必要が
あるでしょう。

 

ドロバチに関しましては巣に
ハチが常に常駐しているわけでは
ないので泥の塊をそのまま
払い落としてしまう方も
おられるのですが,巣に親バチが
いない間に巣を撤去したとしても
完全に駆除は出来ておらず
必ずそちらへドロバチはやって来て
新たに近辺に巣作りを開始して
しまうこともあるので御自身で
退治なさる際は要注意です。