「東大阪市」の【ハナバチ駆除】2023/07/11
大阪府東大阪市内戸建て一般家庭様ベランダの軒下柱部分にハチが巣作り。トモンハナバチの巣駆除の全容を御紹介させて頂きます。
板倉敦司
板倉敦司

大阪府東大阪市トモンハナバチ駆除

軒柱のトモンハナバチ巣駆除

 

2023年7月11日(火)

 

駆除の御相談を頂きましたのは
大阪府東大阪市在住の女性。

 

一戸建て御自宅二階のベランダにて
少し厄介な事態に陥っている!

 

ということでございました。

 

少し前から洗濯物を干している際に
頭上にて頻繁にハチの姿を目撃する
ようになり,それらは軒下の柱辺りに
寄って来ているということだったのです。

 

毎回そんな状況であったため,気になって
洗濯物もゆっくり干せなくなって
しまったのでした。

 

見た感じ巣は見えないということ。

 

一体どういうこと?

 

不思議な状況だったのです。

 

ハチの種類は全く分からず。

 

巣が見えないのにハチが寄って来ている
ということはいくつかの要因が考えられる
のですが,今回は詳しくヒアリングさせて
頂いた結果,ハチの種類はミツバチである
可能性が高かったので,軒下の柱部分に
寄って来ているというよりは,柱部分に
出入りしているということが
考えられたのです。

 

つまり柱部分の根元などに隙間が空いて
しまっており,そちらから屋内側へ出入り
しているということです。

 

屋内側ということは屋根裏内になります。

 

少し厄介な事態なのです。

 

ミツバチに関しましては一般家庭様に
巣作りを行う場合,かなりの確率で
屋根裏内や床下内などの屋内側に
巣作りを行います。

 

そしてミツバチの場合はそちらの屋根裏内で
一年限りで活動が終了することなく
複数年に渡って活動することが多いので
長期に渡って悩まされることもあります。

 

かなり時が経過してしまうと,それなりに
巣は巨大化し,ミツバチの場合は大量の
蜜が蓄えられておりますので,もしも
屋根裏内にて巣作りされてしまうと
蜜が垂れ落ちてしまい,室内の天井に
染み出してしまうということも
発生することがあるのです。

 

かなり厄介な事態なのです。

 

中には複数年放置した結果,多数の巣が落下
してしまい,室内の天井がたわんでしまい
多数のミツバチが室内に侵入!

 

こんな大変な事も起こることがあるので
ミツバチと言えば,蜜が取れていいという
ふうに感じますが,住宅に巣作りされて
しまうと意外と厄介なハチです。

 

早急に駆除にお伺い。

 

該当のベランダを確認したところ,うん?

 

現時点ではハチの姿は無し。

 

もしもミツバチが巣作りしている場合は
かなり頻繁に出入りしますのですぐに
確認することが出来るのです。

 

ということは巣作りされていない?

 

そして軒下の柱部分などをよく調査した結果
屋内側へ侵入出来る隙間などはなし。

 

ということはもしもミツバチであった場合
今回新たに巣作りを出来る箇所を探しに
来ていた可能性が考えられました。

 

ミツバチのケースでは元々巣作りしていた
箇所と合わせ,新たに別箇所に巣作りを
行いますので巣を離れたミツバチの一部
である偵察部隊が来ていたのです。

 

現時点で姿がないということはこちらは
諦めてくれたということです。

 

原因が究明出来たと思ったその時!

 

一匹の蜂が飛来!

 

それは一直線に軒柱部分へ!

 

ハチの正体が判明。

 

それはトモンハナバチという蜂だったのです。

 

ハナバチ駆除ベランダ

 

このハチに関しましては危険性は低く
襲い掛かって来る事はほぼ無いハチで
そしてかなり貴重なハチで県によっては
絶滅危惧種に指定されており,大阪府内では
ほぼ見かけなくなったハチなのです。

 

ですのでお目にかかれただけで貴重でした。

 

軒柱を再度調査させて頂くと,柱上部に
構造上切り欠きのような隙間が生じており
その隙間内部に巣作りしていたのです。

 

トモンハナバチの巣駆除

 

トモンハナバチに関しましては今回の
ような隙間部分を利用したり,竹筒内部
などに巣作りを行い,植物などの綿毛を
まとめて巣の材料にするのです。

 

今回もそのような状況。

 

貴重なハチなので申し訳ないのですが
巣作りした箇所が悪かったので駆除実施。

 

ベランダ頭上の軒柱全域に巣作りされて
いたので全ての内部に潜んでいる
蜂を退治し,そして綿毛も全て撤去。

 

トモンハナバチ

 

軒柱によっては隙間全域に敷き詰め
られている箇所もあったので大量の綿毛。

 

トモンハナバチの巣綿毛

 

撤去出来たところで全ての隙間を今後の
為にも完全に閉鎖しつつ,戻ってくる
ハチがおればその都度捕獲し退治。

 

軒柱隙間閉鎖

 

更にその他の箇所全域も調査し他では
問題ないことを確認出来ましたので
駆除作業の完了。

 

これで安心して頂くことが出来ます。

 

今回のトモンハナバチに関しては
ほぼ見かけることはなく,貴重なハチなので
もしも巣作りされていても影響の
無い箇所であればそのまま見守って
あげるようにしましょう。