「駆除したのにまた蜂の巣!」【尼崎市のハチ駆除】2023/04/19
前日にベランダの蜂の巣を落としたのにまだハチが飛んで来る。そして再び巣を作られた。そんな蜂の巣駆除の全容を御紹介させて頂きます。
板倉敦司
板倉敦司

兵庫県尼崎市蜂の巣駆除

一匹のアシナガバチ巣駆除

 

2023年4月19日(水)

 

前日に蜂の巣を駆除したのにまだ
一匹のハチがウロウロしている!

 

ということでお困りのご相談を
頂きましたのは戸建て住宅に
お住まいのお客様。

 

そんな困った状況に陥っているのは
御自宅の二階ベランダ。

 

実は二階のベランダの頭上雨避け屋根に
小さな蜂の巣があるのを前日に発見!

 

いつ巣を作られたのか分からなかった
のですが,ハチの姿は無かったので
思い切って巣を払い落としたのです。

 

そしてこれで問題無いと思い洗濯物を
干していた時の事。

 

突然頭上に一匹のハチが姿を現した!

 

辺りは静かだったのでハチの羽音が
響き渡り,かなり不気味な状況だったのです。

 

するとそのハチは先程巣を払い落とした
箇所付近でウロチョロ。

 

しばらく経ってもそのハチはベランダを
離れようとはせず,頭上にてブンブン!

 

かなり気になってしまい,洗濯物を干す
ことが出来なくなってしまったのです。

 

もしかしたらこのハチは先程払い落とした
巣のハチだったのか・・・

 

巣が無いのでウロチョロしているのか・・・

 

巣を駆除したのでこのハチはかなり
怒っているのではないか・・・

 

という事で以降はベランダへ出る事も
出来なくなってしまったのでした。

 

ハチの種類は詳しくお聴きした結果
アシナガバチで間違いなし。

 

今回蜂の巣を払い落としてしまったのですが
それはその後ウロチョロしていたハチの
巣であったという事です。

 

そのウロチョロしていたハチというのが
その巣の主である女王蜂だったのです。

 

この時期というのはアシナガバチに関して
周辺で昨年に生まれた新女王蜂が冬眠から
目覚め新たに巣作りを開始している,あるいは
巣作り出来る箇所を探しているという
段階になるのです。

 

ですのでまだ巣の内部からはハチが生まれて
おらず,巣に対してハチの数が女王蜂一匹
のみとなるのです。

 

その一匹のみの状況では女王蜂自ら子育て
巣作りを行う事になりますので頻繁に巣を
離れることになります。

 

ですので今回お客様が巣を発見なさった際
ハチの姿が無かったというのは,それは
巣を離れ留守にしていたという事なのです。

 

その留守中に巣を払い落としてしまったので
巣のハチは駆除出来ていなかったということ。

 

そのハチは必ず巣へ戻って来ますので巣が
無いことに戸惑い,しばらく周辺で飛び回って
しまう結果となってしまうのです。

 

そしてこの時期の女王蜂一匹のみの状況では
巣が無くなったとしても,すぐに同一箇所
あるいは近辺に新たに巣作りを開始して
しまうことがよくありますので,今回のように
ハチがいない段階で巣のみを払い落として
しまう行為は控えて頂いた方が良いでしょう。

 

かなりの確率で近辺に再度巣作りを開始
されますし,それが完全に見えない箇所で
あれば,気付く事が出来ずそのまま巣が
巨大化してしまうことになりますので
この時期にご自分で蜂の巣駆除なさる
場合はそのような弊害も考慮し完全に駆除
しておくことが重要です。

 

再度巣作りされている可能性もあるので
早急に駆除にお伺い。

 

該当の二階ベランダの状況を確認しますと
やはりアシナガバチの巣!

 

 

そこは前日に巣作りされていた箇所とは
少し離れた箇所だったのですが,やはり
再度アシナガバチに巣作りされていたのです。

 

巣は本当に出来立ての初期の初期サイズ。

 

やはり今回払い落とした蜂の巣の女王蜂も
同ベランダにて再度巣を作っていたのです。

 

このような事態がこの時期はよく発生する
ことがありますので,アシナガバチの巣の
小さな巣といってもあまり軽く考えない
方が良いでしょう。

 

状況が把握出来ましたので駆除実施。

 

 

巣の女王バチを完全に退治し巣も
跡形なく完全に除去完了。

 

これでこちらの巣に関しては問題なし。

 

前日に巣作りされていたアシナガバチの巣の
痕跡も跡形なく完全に除去。

 

ここからは敷地内全域の調査も実施。

 

すると一階の軒部分には過去に同じく
アシナガバチに巣作りされていた痕跡。

 

 

そして裏手に設置されている給湯器内部にも。

 

以前から標的となっていたことが判明。

 

そして更にはお隣様の敷地内にも!

 

 

やはり周辺がアシナガバチの活発な活動
地域となっているという事です。

 

その他の箇所では現時点では問題無いことを
確認出来ましたが,状況が状況なだけに
今後も定期的な点検が必要になります。

 

そして巣作りされてしまったとしても
出来る限り早期に発見し早期に駆除
しておくことが重要です。

 

今回のように春先のこの時期は蜂に
関しまして例外を除き,巣作り開始し立ての
時期になり,アシナガバチに関しても
巣は小さくハチの数も一匹のみの状況が
多いので,ご自分で駆除なさる方も
おられると思いますが,完全に退治出来て
いなければ思わぬ弊害が発生してしまう
こともありますのでご注意ください。