巣が無いハチの退治

 

2023年6月20日(火)

 

御自宅車庫内の天井部分につい最近に突然
数匹のハチが姿を現し,時間が経過しても
群がったままなので,気持ちが悪くて
仕方のない状況！

 

ということでお困りの御連絡を頂いたのですが
お客様宅は玄関ドア前がすぐ車庫になっている
状況なので,車庫の奥に玄関ドアが存在する
形となるので,玄関への出入りをするためには
該当のハチが群がっている天井のすぐ真下を
行き来する形となるため,かなり頭上が気に
なって仕方のない状況だったのです。

 

そんなハチの姿は前日までは無かったのに
突如姿を現し群がっている...

 

そして近辺にて巣を作られていたのかと
辺りをよく点検してみても蜂の巣らしき物体は
特に見受けられなかったので一体どういう
事なのか,かなり気持ちの悪い状況に。

 

もしかして巣を作り出そうとしているのか？

 

そんな状況であったため,日常生活にかなり
影響が出てしまっている状態だったのです。

 

ハチの種類は詳しくお聴きした結果
アシナガバチで間違いなし。

 

アシナガバチに関してもこのような事態が突然
発生することもあるのです。

 

それは時期,状況によって原因は様々なのですが
今回に関しては時期から判断し,そちらの天井に
新たに巣作りを開始しようとしているという
ことが考えられます。

 

その他の時期によっては巣作りは開始していない
という事もあるのですが,今回は巣作りを開始
していることが考えられ,数匹存在していたという
事なので,それらは間違いなくその他の箇所で
巣作りされていた巣より誕生したハチになります。

 

この時期は春先から巣作りを開始しておれば
巣の内部から複数の働き蜂が既に誕生している
状況になるのです。

 

もしも何事もなければそちらの営巣箇所にて
引き続き生活を行うことになるのですが
何らかの事態が発生してしまった場合,巣を
離れざるを得なくなり,別箇所にて新たに
巣作りを開始することもあるのです。

 

それはただ単に居心地が悪く,別箇所へ移動する
こともあれば,天敵に襲われたなどの異常事態が
発生してしまった場合や,又は人為的な要因で
巣を離れざるを得なくなったなどが原因として
考えられます。

 

又は元々巣作りされていた巣はそのままで
今回の箇所に新たに巣作りを開始している
ということも考えられます。

 

アシナガバチに関してもこのような想定外の
事態が発生することがあるので出来る限り
状況を把握することが重要になります。

 

玄関の出入りに支障が出てしまっている
状況なので迅速に調査駆除にお伺い。

 

該当の車庫を確認しますと,それは現時点でも
天井部分に群がっている状態。

 

数匹のハチがあちらこちらに点在。

 

 

正体はセグロアシナガバチ。

 

そこは玄関ドアのすぐ側の天井に位置していたので
かなり影響が出てしまっている状況。

 

やはり想定通り新たに巣作りを開始している
状況のようで近辺には根元の巣が完成。

 

今回は複数のハチが天井に存在しましたので
通常とは少し異なった状況だったのですが
これがもしも時期が春先でハチの数も一匹のみ
であれば分かりやすい状況だったのです。

 

今回の状況に関してはやはり周辺にて巣作りされて
いた巣より,こちらへ移動して来て巣作りを新たに
開始していることで間違いなし。

 

状況が把握出来ましたので駆除実施。

 

 

群がっているアシナガバチたちを全て退治し
既に完成している根元の巣も全て完全に除去。

 

そしてこちらに飛来してくるハチがおれば
その都度捕獲退治実施。

 

ここからは敷地内その他の箇所も調査開始。

 

全域の細部まで調査させて頂いた結果,過去に
巣作りされていた痕跡は存在しましたが
現時点では巣作りされていないことを確認。

 

周辺にて巣作りされていた巣が存在するのは
間違いないのですが,お客様宅ではなかったので
恐らく敷地の外側に巣作りされていたという
ことで間違いなさそう。

 

最終的に車庫内に飛来してくるハチをほぼ退治
出来ましたので全ての駆除作業の完了。

 

これでとりあえずはご安心して頂くことが
出来そうです。

 

今回のように前日までは全く気配が無かったのに
突如翌日に複数のハチが敷地内に姿を現す
ということも時期を問わず発生することがあり
その時期によって要因は様々になります。

 

そしてハチの種類によってはハチの数がかなり
桁違いで日常生活を送る事が全く出来なくなる
ということもありますので,ハチのシーズン中は
注意が必要でしょう。

 

そしてもしもアシナガバチの場合は原因となった
アシナガバチの巣が実は敷地内に存在していた
ということもよくありますので,そんな想定外の
状況を回避するためにも,春先頃からは定期的に
点検を行って頂き,早期に異変を察知し早期に
完全に駆除しておくことが重要になります。