「気付けば部屋の中にハチ!」【伊丹市のハチ駆除】2022/04/04
窓を閉めきったお部屋にて,いつの間にか室内にハチがっ!退治しても翌日にはまたハチがいる!一体原因は何なのか・・・そんなハチ退治調査の全容を御紹介させて頂きます。
板倉敦司
板倉敦司

兵庫県伊丹市室内のハチ退治

いつの間にか部屋の中に蜂

 

2022年4月4日(月)

 

窓を閉め切っているのに気付けば部屋の
中にハチがいる!

 

ということでお困りのご相談を頂いたのですが
そんな事態は数日前から発生していた
ということだったのです。

 

数日前に普通にそちらのお部屋に入ったところ
突然虫の羽音が響き渡ったのです!

 

一体何事か!

 

するとその羽音の先を確認したところ,なんと
窓部分にハチの姿がっ!

 

外側!?

 

いや,よく目を凝らすとなんと内側つまり
お部屋の中にハチがいたのです!

 

そんな状況にかなり驚かれたのですが一匹のみ
だったので市販の駆除スプレーで退治
されたのでした。

 

なぜ部屋の中にハチがいたのか,かなり疑問
だったのですが,たまたま何処かの開いていた
窓から侵入したのだろうと思う事に。

 

特に気にしていなかったのですがその翌日・・・

 

同様にそちらのお部屋に入ったところ
なんと窓際にまたまたハチの姿がっ!

 

前日には窓が完全に閉められていることを確認
しましたし,お部屋のドアも完全に閉めたのを
確認したのになぜ!?

 

徐々に疑問と共に恐怖不安を覚えることに。

 

とりあえずそのハチも同様に退治・・・

 

一体どういう事なのか分からなかったのですが
再度窓の完全閉鎖,及び他にハチが潜んでいない
ことを確認し,そのお部屋へは入らず。

 

そしてそのまた翌日・・・

 

恐る恐るお部屋に入り,窓を確認したところ
そこにはショッキングな光景が!

 

なんと今回は窓際に一匹のみならず数匹の
ハチの姿があったのです!

 

これはもうどうすることも出来ない・・・

 

ハチの退治もする気になれず,かなり困った
状況に陥ってしまった・・・

 

という事だったのです。

 

このような事態も時期,ハチの種類などによっては
発生することがあり,状況によっては様々な
要因で発生するのですが,今回は春先のこの時期。

 

要因は絞られてきます。

 

ハチの種類は恐らくアシナガバチになり,この蜂に
関しましてはこの時期,周辺にて昨年の段階で
巣作りされていた巣より最終的に誕生した
新女王蜂が長い冬眠から目覚め巣作りを新たに
開始し出す,あるいは開始しているという
時期になるのです。

 

そんな時期に突然御自宅のお部屋の中に
アシナガバチが出現することがあるのです。

 

それは昨年の段階で誕生した新女王蜂が冬眠に
入る箇所というのが問題となってきます。

 

意外と多いのが一般住宅様の屋根裏内や壁内部
などにて冬眠に入ることがあるのです。

 

外壁の軒や換気口部分が蜂なら容易に侵入出来て
しまう状況であれば,そういった箇所から屋内側に
侵入され冬眠箇所とされるのです。

 

そして春先のこの時期に冬眠から目覚めるのですが
目覚めて活動を開始する際,元々侵入して来た
出入り口から屋外に出るハチもおれば室内の
天井などに隙間等が存在すれば明かりが
漏れているそちらを屋外と勘違いしてしまい
お部屋の中に侵入してしまう蜂もいるのです。

 

ですので窓を完全に閉めきっているのに
いつの間にか室内にハチがいるという
事態が発生してしまうのです。

 

時期によっては既に巣作りされており別の要因で
室内にハチが侵入してしまう事もありますが
この時期に関しては巣作りはされていない
ということが考えられます。

 

原因を究明するためにも迅速に御対応。

 

まずはしばらく屋外にてハチの動向を調査
したところ,特に外壁の軒などから蜂が
出入りしている様子はなし。

 

次に該当のお部屋を確認したところ,窓際に
おりました,正体はセグロアシナガバチ。

 

ハチ部屋の中

 

不自然に室内にハチがいるのです。

 

アシナガバチ室内

 

やはりこのような状況ではゆっくりと室内で
くつろぐことは出来ません。

 

窓際の窓にへばりついていたりと合計三匹の
アシナガバチが居座っている状況。

 

ハチ室内窓

 

それぞれ完全にハチ退治。

 

そしてその他の箇所全てを調査し他ではハチが
潜んでいない事を確認出来ましたので
ここからは侵入箇所の調査開始。

 

するとエアコンの裏側の配管部からハチなら
室内に侵入出来てしまう隙間が発生。

 

ハチ侵入口室内

 

屋外側を確認しますと,配管部と壁面部分は
完全に閉鎖されている状況だったので屋外から
室内にハチが侵入することはありません。

 

ということはもしもこちらから侵入したのであれば
屋根裏内側から侵入して来た可能性が
高いという事です。

 

今後のためにもこちらの隙間は完全に閉鎖。

 

そして更に調査を進めますと,それは室内の
天井部分に構造上僅かに発生してしまっている
隙間も存在しましたのでこちらも可能性の一つ。

 

ハチ侵入口天井隙間

 

念のためそれぞれの箇所を完全に閉鎖。

 

引き続き調査したところ,その他の箇所では問題
無かったので上記のいずれかから室内に侵入
してしまったという事で間違いなさそう。

 

これでとりあえずは安心してお部屋を利用
して頂くことが出来そうです。

 

しかし冬眠から目覚めた女王蜂のうちで屋外へ
無事飛び立ったハチもいると思いますので
それらが周辺にて巣作りを開始する恐れもあり
お客様宅以外の箇所でもアシナガバチが存在
することは間違いないので,今後は屋外の全域に
対して巣作りに対する警戒が必要になります。

 

今回のようにいつの間にか室内にハチがいる
ということも稀に発生することがあり
それは時期,状況によって様々な要因が
あるのですが,もしも室内にハチが居座って
いる状況であればお部屋に入ることが
出来ない事になってしまいますのでもしも
そのような状況を発見した際は原因を究明
するためにも駆除をご検討頂くことを
おススメ致します。

 

そしてもしもアシナガバチの場合,冬眠に入る
箇所が屋根裏内などであれば11月から12月頃に
かけて外壁に設置されている換気口や軒の
隙間部分から侵入しますので,その時期に
不自然に外壁にハチが群がっているなど異変を
察知された場合はその時点でも調査駆除の
ご検討を頂ければと思います。