ハチの退治及び蜂の巣調査

 

2023年8月21日(月)

 

駆除の御相談を頂きましたのは
戸建て住宅にお住まいの女性。

 

つい最近になり突然玄関先などで
ハチの姿を多数目撃するようになり
そこら中で飛び回っている状況なので
かなり恐ろしい事になってしまって
いるという事だったのです。

 

前日まではそのようなハチの姿は
無かったのに突然姿を現した！

 

何処かに巣を作られているのかと思い
玄関先などよく調べてみたのですが
ハチの巣らしき物は見当たらず。

 

その後も様子を見ていたのですが
変わらずハチは飛び回り,気になって
仕方のない状況だったので調査駆除の
ご依頼を頂いたのでした。

 

このような事態も突然敷地内にて
発生することがあるのです。

 

巣作りされているのかどうかも分からず
蜂が飛び回っており,時には威嚇
されてしまうことも。

 

かなり気持ちの悪い状況に陥って
しまうことがあるのです。

 

それはハチの種類によって要因は様々
なのですが,今回は詳しくお聴きした結果
ハチの種類はアシナガバチ。

 

時期から判断し,お客様宅あるいは周辺に
アシナガバチの巣が存在するのは確か
なのですが,そちらの巣に何らかの
異常事態が発生してしまった可能性が
考えられるのです。

 

厳しい自然界で発生してしまう要因であったり
あるいは単なる簡単な要因,そして人為的な
要因などで発生することがあるのです。

 

恐らく今回もいずれかの要因が考えられ
ますが,人為的な要因は今回は無かったので
それは除外となります。

 

とりあえず原因を究明するためにも
調査駆除にお伺い。

 

まずは敷地の全域のハチの動向調査実施。

 

すると,やはりチラホラとハチの姿。

 

正体はセグロアシナガバチ。

 

動向調査の結果,やはり元々巣作りしていた
巣に何らかの問題が発生した様子。

 

その巣は一体何処なのか・・・

 

しばらく調査するとすぐに判明。

 

それは二階の窓サッシ部分と特定。

 

 

しかしそこは一階の地上から見上げた
だけでは確認出来ない箇所だったので
慎重に最接近し調査。

 

するとそれは窓サッシのサイド部分に
巣作りされており,巣はかなり成長。

 

 

巣の状況及びハチの状況を確認したところ
やはり異常事態が発生していたのです。

 

それは天敵であるスズメバチに巣が
襲撃されたのです。

 

状況から判断して今回はスズメバチに
襲われたことで間違いなし。

 

このような事態もよく発生します。

 

突然アシナガバチの巣がスズメバチに襲われ
幼虫は奪われ,そして成虫もスズメバチの
餌となってしまうのです。

 

ですのでパニックとなったアシナガバチ
たちが周辺で飛び回ってしまうのです。

 

一度スズメバチの標的となってしまうと
巣はほぼ壊滅状態となってしまいますので
厳しい自然界と言えます。

 

状況が把握出来ましたので駆除。

 

申し訳ないのですが巣に留まっている
アシナガバチ及び周辺のアシナガバチも
全て退治し巣も跡形なく完全に除去。

 

ここからは行き場を失ったアシナガバチ
たちを捕獲駆除し,念のため全域の調査。

 

すると裏手に差し掛かった時・・・

 

それはスズメバチの姿！

 

なんと外壁に設置されていた配管収納部の
内部に侵入していったのです。

 

まさか巣作りされているのか！？

 

まずは内部に薬剤注入し状況確認。

 

 

するとスズメバチが巣作りしている
というわけではなさそう。

 

慎重に内部を確認したところ,なんと
こちらにもアシナガバチの巣。

 

 

内部の空洞部分を利用し巣作り
されていたのです。

 

そして先程スズメバチが侵入したのは
こちらの巣も襲撃されていたという事。

 

なんと複数のアシナガバチの巣が
スズメバチに襲われていたことが判明。

 

こちらも蜂退治後,巣も完全に撤去。

 

その他の箇所も調査させて頂いた結果
他では問題ないことを確認出来ましたので
しばらくハチ退治し駆除作業の完了。

 

これでとりあえずはご安心頂けそうです。

 

しかし,敷地内がかなりアシナガバチの
標的となっておりましたので今後も必ず
定期的に全域の点検を行って頂く
必要がありそうです。

 

そしてアシナガバチの巣であっても放置
していると,今回のような想定外の事態が
発生することがあり,周辺で飛び回り
収拾のつかない事態に陥ってしまうことも
ありますので,そんな観点からも出来る限り
早期に発見し早期に駆除しておく
ことが重要になります。