「配線を巻き込んで巣作り!」【スズメバチ巣駆除】2023/10/17
ベランダの雨避け屋根に巣作りされていたのですが,すぐ近くの電気の配線を巻き込んで巣作りされていた!そんなスズメバチの巣駆除の全容を御紹介します。
板倉敦司
板倉敦司

和歌山市のスズメバチ駆除

雨避け屋根のスズメバチ巣駆除

 

2023年10月17日(火)

 

ベランダの雨避け屋根に蜂の巣が
あるのを発見してしまったので
ベランダに出られない!

 

ということで駆除の御相談を
頂きましたのは戸建て物件に
お住まいの男性。

 

二階のベランダが該当なのですが
そちらのベランダでは定期的に洗濯物を
干したりで出入りしていたのに
全く気付くことが出来なかったのです。

 

それは洗濯物を干しているだけでは
全く見えない箇所に巣作りされて
いたからです。

 

雨避け屋根の最奥辺りに巣作りされて
いたのですが,その雨避け屋根の下部には
ひさしが設置されていたため,それが
妨げとなり,ちょうど営巣箇所が
見えない状況だったのです。

 

そして今回たまたまベランダにて頭上を
行き来しているハチの姿を目撃したため
行く先を追ってみたところ,蜂の巣の
発見に至ったのでした。

 

ハチの種類はスズメバチ。

 

まさかベランダにそんなスズメバチの巣が
あるなんて思ってもいなかったので
かなり驚き,危険を感じベランダへは出る
ことが出来なくなってしまったのです。

 

更に今回気掛かりだったのが,屋根に巣作り
しつつ,すぐ側の電気の配線を完全に
巻き込む形であったため,断線の恐れなど
気になって仕方のない状況だったのです。

 

今回のように巣作りされてしまった箇所に
よってはスズメバチの巣が様々な物を
巻き込む形で巣作りすることがあるのです。

 

それは換気口であったり,今回のように
電気の配線であったりとすぐ側の物を
完全に巻き込んで巣作りされるのです。

 

もしも換気口であれば換気に支障が出て
しまうこともありますし,電気の配線などで
あれば断線の危険性もあるのです。

 

中には配線部分のみにぶら下げる形で
巣作りされることもあり,巣が巨大化して
くると巣の重みで配線が外れてしまい
巣が落下し,とんでもない状況に陥って
しまうこともありますので配線や
ケーブルを巻き込んでしまっている場合は
かなり注意が必要になります。

 

早急に駆除にお伺い。

 

該当のベランダを確認したところ,それは
洗濯物干し場からは全く確認出来ない
状況だったので発見は困難。

 

最奥の雨避け屋根を確認したところ
それはコガタスズメバチの巣。

 

 

巣は直径25㎝程に成長しており,壁面の
配線を巻き込んでいたので厄介な状況。

 

今回はかなり発見が遅れてしまいましたが
お客様宅のように住宅街であれば巣作り
されてしまった箇所によっては,かなりの
確率でお隣様などに影響が及んでしまう
ことがありますので,要注意です。

 

幸い今回はお隣様などには影響はなし。

 

状況が把握出来ましたので駆除。

 

 

現時点で内部にいるスズメバチたちを
全て駆除し,そして巣も配線に気を付け
跡形なく完全に撤去完了。

 

ここからは巣に戻ってくる戻りバチを
地道に捕獲退治し,念のため敷地内
その他の箇所も調査。

 

結果,他では問題ないことを確認
出来ましたので全ての駆除作業の完了。

 

これで安心してベランダに出て
頂くことが出来そうです。

 

今回のようにベランダに雨よけの屋根が
設置されている場合は,素材を問わず
そしてハチの種類を問わず巣作りされて
しまうことがありますので,ベランダの
頭上の雨避け屋根というのも隅々まで
定期的に点検を行っておくことが
重要になります。

 

普段何気に洗濯物を干しているだけでは
目の届かない箇所が必ず存在するはず
ですので,そんな箇所も見落とすことなく
点検を行っておくことをおススメ致します。