2024年6月15日(土)
つい最近になり玄関先にて複数のハチが
飛び回っているので玄関の出入りにかなり
支障が出てしまっている!
ということで御相談を頂いたのですが
そんな状況は今まで全く無かった...
よく考えてみたところ,そんな事態が発生
し出したのは玄関先に植えられていた植木を
伐採してから発生し出した気がする...
ですが植木を伐採した際は蜂の巣らしき物は
無かったので何の問題もなく伐採出来たのです。
ですので一体どういうことなのか,状況が
全く理解出来ず途方に暮れていたのです。
ハチの種類は分からないのですが,ほぼ毎日の
ように玄関周辺で飛び回っているので
なんとかしてほしい...
植木ではなく他に原因があるのか...
こういったお悩みでございました。
今回はハチに巣作りされているのか全く
分からない状況だったのですが,蜂が飛び
回っているという事はそれなりの要因が
あるはずなのです。
まずはもしも植木が原因の場合で巣作りされて
いたのであれば,伐採した際にたまたま気付く
ことが出来なかっただけで実は巣作りされていて
その巣の蜂たちがパニックとなって飛び回って
いる可能性が考えられます。
あるいは枝に巣作りされていたのではなく
巣を確認出来ない箇所である幹の内部などに
実は巣作りされていたという可能性もあります。
巣作りはされていなかったというケースでは
別の要因が考えられ,それはそちらの植木が
豊富な餌場となっており,あらゆるハチが
餌の捕獲のために飛来して来ていたという
可能性もあるのです。
植木に関しましてはハチの種類によっては巣作り
することもあるのですが,それ以外の要因で
飛来することもありますので原因を確実に
究明する必要があるのです。
ですので今回のお客様宅の状況ももしかしたら
そういった要因の可能性もあるでしょう。
あるいは植木は全く関係なく近辺の別箇所に
巣作りされているというケースも考えられます。
植木を伐採する前までは植木が妨げになってしまい
ハチが行き来している姿を見かけられなかった。
そして伐採したことにより妨げが無くなりハチの
姿を目撃出来るようになったというわけです。
もしも近辺にも巣が見当たらないという場合は
厄介な状況も視野に入れておく必要があります。
それはハチが飛び回っているように見えて実は
外壁の軒の隙間などから出入りしており
天井裏内などに巣作りされているというケースです。
いずれの場合もまずはハチの種類の特定を
必ず行う必要があります。
全く状況が把握出来ないので調査駆除にお伺い。
まずは植木を伐採したという箇所にてしばらく
ハチの動向調査を実施。
最も厄介な事態である天井裏などの営巣調査。
結果,屋内側へはハチが出入りしている様子は
全く無かったのでこの事態は回避。
ということは別の要因の可能性。
近辺に巣作りされているのか徹底的に調査。
窓サッシ部分や軒,年中放置されている物など
細部まで調査した結果,近辺に巣作りされている
様子もなし。
ということはやはり植木が原因だったのか...
要因が絞り込めてきたところ,一匹の蜂の姿!
正体が判明出来ました。
それはクマバチだったのです。
元々植木が植えられていた付近にて異常な動向。
これで原因が判明。
クマバチに関しましては営巣する場合は植木に
関しては枝や幹に穴を開け,内部に巣作りする
ことがあり,そして人工物の木部部分なども利用し
巣作りすることがあるのです。
ですので伐採した植木を全て調査したところ
やはり枝部分に複数クマバチによって
開けられた穴を確認。
こちらの植木にクマバチが複数巣作りを行っており
伐採したことにより,行き場を失ったクマバチが
飛び回っていたというわけです。
クマバチに関してはアシナガバチなどと違い
一見して巣が確認出来るわけではないので
伐採した際も何の異常も感じなかったのです。
飛翔しているクマバチは出来る限り捕獲駆除し
念のため敷地内その他の箇所も調査実施。
すると,裏手に何気なく保管されていたほうき。
こちらの柄の部分にも穴を開けようとした痕跡。
全く想定外であるほうきというのも構造に
よってはクマバチの標的となるのです。
柄の部分が木製あるいは竹製であれば標的と
なることがあり,竹製の場合は元々内部が空洞
となっておりますので,そちらの空洞部分を
利用し巣作りされてしまうのです。
現時点ではクマバチの姿はございませんので
注意を払いつつその他の箇所も調査しますと
なんと裏庭に植えられていた植木の幹部分
にもクマバチの営巣確認。
くっきりと穴を開けられている状況。
内部に潜んでいるクマバチを退治し
侵入防止のために穴を簡易閉鎖。
更には御自宅の建物側にも!
一階の頭上軒木部部分にも同様に営巣。
こちらも完全退治し穴を閉鎖。
敷地内がかなりクマバチの標的となって
いたことが判明。
そしてなんと裏庭に設置されていた雨よけの
屋根部分にはアシナガバチの巣。
こちらはキアシナガバチの巣で初期サイズ。
まだ巣の内部からはハチは誕生していない
状況でしたので巣に対して蜂は一匹のみ。
こちらも合わせて完全駆除完了。
キアシナガバチに関しては生息域は限定
されますがアシナガバチの中では最も凶暴で
巣も最も巨大化し,蜂の数も最も増加させて
いくアシナガバチなので要注意となります。
引き続きその他の箇所も調査した結果,他では
問題無いことを確認出来ましたので全ての
ハチ駆除調査作業の完了。
ほうきに関してはクマバチはやって来ることは
無かったのでこちらは営巣中止となった様子。
原因が究明出来ましたのでとりあえずは
ご安心頂くことが出来ます。
今回は主にクマバチの標的となっていましたが
もしも敷地内がクマバチの営巣箇所の標的と
なってしまうと意外と厄介なのです。
今回のように植木や軒の木部などに穴を開けて
しまい,内部を空洞化してしまうので耐久性の
観点からも問題があるのです。
クマバチは受粉などで必要なハチになりますが
住宅に巣作りされてしまうと厄介という事を
念頭に置いて頂ければと思います。
もしも軒の木部などに真ん丸の綺麗な穴が
開いている場合はそれはクマバチの出入り口の
可能性もありますので,その時点で駆除を実施
しておくことをお勧め致します。