ベランダのアシナガバチ駆除

 

2023年3月22日(水)

 

駆除の御相談を頂きましたのは
とある不動産管理会社様。

 

管理されている物件にて蜂の巣が
あるのを発見した！

 

ということで御連絡頂きました。

 

そちらの物件というのが長期間
空き家となっていたのですが
最近に入居者様が決定し点検の
ために訪れた際にそんな蜂の巣を
発見なさったのでした。

 

それはベランダの外壁部分に
巣作りされており,詳しくお聴き
した結果,アシナガバチ。

 

数日後には入居が決まっているので
それまでに対処する必要が
あったのです。

 

巣の大きさは握りこぶし大程。

 

時期的にまだアシナガバチに関しては
冬眠から目覚めたばかりの時期に
なり,まだほとんどが巣作りを開始
しておらず,巣作りを開始していた
としても出来たてなので直径1～2㎝
程と初期サイズになるのです。

 

ですので今回巣作りされている巣は
昨年以前の過去に巣作りされて
いたものということになります。

 

巣は既に空っぽ状態。

 

アシナガバチに関しましては
シーズン終盤の秋頃から冬にかけて
巣作りしていた巣より全てのハチが
飛び立つことになり,巣には一匹も
ハチがいない状況になります。

 

ですが稀に営巣箇所によっては
巣を飛び立つことなく,そのまま
新女王蜂たちが巣にて冬眠に入る
こともありますがほとんどが巣を
飛び立つことになります。

 

ですのでもしも今回の巣から
新女王蜂が誕生しておればそれらは
既に別箇所にて冬眠に入っていた
ということになります。

 

時期的にそろそろ全てのハチが冬眠
から目覚める時期となりますので
もしかしたら周辺にて冬眠から
目覚めたアシナガバチが活動を開始
していることも考えられそうです。

 

今回そちらの過去の巣も完全に撤去
しておくことも重要なのですが
周辺の状況を把握しておくことも
重要になりそうです。

 

迅速に御対応。

 

現場は奈良県奈良市内。

 

該当のベランダを確認しますと
それはセグロアシナガバチの巣。

 

 

想定通り以前に巣作りされた物。

 

やはり巣にはハチの姿は無し。

 

 

ふと周辺の様子をうかがったところ
チラホラとアシナガバチの姿！

 

やはり周辺で冬眠していたハチが
目覚め,活動を開始している
状況のようでした。

 

巣は跡形なく完全に除去。

 

敷地内全域のその他の箇所も調査
させて頂くと,同ベランダ内の
軒下や,給湯器部分など複数箇所に
巣作りされていたのです。

 

 

全てが初期サイズで終了したもので
過去の物でしたがやはり以前から
標的となっていたということです。

 

幸い現時点では巣作りされては
おりませんでしたが今後も注意が
必要になります。

 

すると！

 

頭上の雨避け屋根にアシナガバチ！

 

これはつい最近に目覚めた
アシナガバチの新女王蜂。

 

 

やはり新たに巣作りしようと
していたのです。

 

申し訳ないのですが捕獲し退治。

 

しかし周辺では多数のアシナガバチ
たちが飛び回っておりました。

 

念のため敷地内全域には薬剤散布し
残留処理実施。

 

全ての巣の痕跡など跡形なく完全に除去
出来たところで駆除作業完了。

 

今回に関しましては時期的に過去の
巣の完全撤去と薬剤散布までの作業と
なりましたが,ハチのシーズンは正に
これからとなりますので定期的に
全域の点検を行って頂き,巣作り
されているのを発見なさった際は
すぐに駆除しておくことが重要です。