ベランダのアシナガバチ駆除

 

2023年4月8日(土)

 

駆除の御依頼を頂きましたのは
奈良県奈良市内在住の男性。

 

御自宅はマンションなのですが
ベランダにて蜂の巣があるのを
発見してしまった！

 

ということでございました。

 

それはベランダの手すり部分に
巣作りされており,巣の大きさは
それほど大きくなく直径2㎝程。

 

実はそちらのお宅は事情により
数ヶ月間留守にしていたのです。

 

そしてつい最近に帰宅した際
ベランダに出たところ,該当箇所に
蜂の巣があったのです。

 

そんな蜂の巣は留守にする前は
存在しなかったのでつい最近に
巣作りされたものではないか？

 

ということだったのです。

 

ハチの種類はアシナガバチ。

 

ですが巣にハチの姿は見当たらなかった
ということでした。

 

アシナガバチに関してはこの時期と
いうのは昨年の段階で最終的に
誕生した新女王蜂が新たに巣作りを
行っている季節になります。

 

一匹のみで巣作りを行っている
時期なのです。

 

ですので巣の大きさは初期サイズの
直径5㎝未満となり,一日おきに巣が
巨大化していくということは
ございません。

 

ですのでお客様が発見なさった
アシナガバチの巣は今シーズンに
巣作りされたものでほぼ
間違いございません。

 

そして巣にハチの姿がなかった
ということでしたが,この時期は
女王蜂自ら子育てや巣作りを行って
いますので頻繁に巣を留守にし
全く巣にハチの姿が無いという
ことがよくあるのです。

 

ですのでタイミング的にハチが
出掛けていたということでしょう。

 

早急に駆除にお伺い。

 

該当のベランダを確認しますと
それはアシナガバチの巣で
間違いなく,本当に初期サイズ。

 

手すりの裏側部分に巣作り。

 

 

現時点では巣にハチの姿はなし。

 

巣の内部を確認したところ
やはり今シーズンに巣作りされた
もので間違いなかったのでどうやら
留守にしている様子。

 

ですのでしばらく待機。

 

長時間が経過・・・

 

・・・

 

おかしい・・・

 

かなり長時間が経過しても全く
巣に戻ってくる気配がなし。

 

こういった事態も稀に発生する
ことがあるのです。

 

それは出掛けている間に不測の事態に
遭ってしまい,命を落としてしまった
可能性があることや,ただ単にこちらの
巣は放置し,別箇所へ移動し新たに
巣作りを行っているという
ことも考えられます。

 

又は別箇所に巣作りを行っている
のですが,こちらの巣も放置する
ことなく,兼務しているという
こともあるのです。

 

これらのいずれかであることは
間違いないでしょう。

 

仕方がないので巣を撤去。

 

 

そしてベランダ全域には入念に
薬剤散布し残留処理実施。

 

巣の内部を確認したところ
巣には卵が産み付けられており
まだそれらは孵化しておらず。

 

 

念のため全域のその他の箇所も
細部まで調査し他では巣作り
されていないことを確認
出来ましたので駆除完了。

 

時期的にそろそろ全ての女王蜂が
巣作りを開始している時期と
なりますので御自宅敷地内の
点検を行っておくことを
おススメ致します。

 

特に過去にアシナガバチに巣作り
されてしまったことのある方は
全域の細部までこの時期から
定期的に点検を行っておく
ことが重要になります。