「殺虫剤での駆除が失敗!」【奈良市のハチ駆除】2022/07/14
外壁に巣作りされていた蜂の巣に殺虫剤を噴射したのですがほぼ駆除出来ていなかった。そんな蜂の巣駆除の全容を御紹介させて頂きます。
板倉敦司
板倉敦司

奈良県奈良市蜂の巣駆除

外壁のアシナガバチ巣駆除

 

2022年7月14日(木)

 

店舗の出入り口付近に蜂の巣があるのを
発見してしまった!

 

ということで御連絡を頂いたのですが
建物は二階建てとなっており,一階部分は
倉庫となっているのですがその倉庫の
出入り口頭上の壁面に巣作りされて
いるということだったのです。

 

ハチの種類はアシナガバチ。

 

そちらの倉庫はあまり立ち入る事はなく
たまに出入りする程度だったため
全くそんな蜂の巣に気付く事が
出来なかったのです。

 

そして今回倉庫に入ろうとした瞬間
頭上にて蜂が飛んでいるのを確認!

 

たまたまかと思っていたのですが何気に
倉庫出入口頭上に目を向けたところ
なんとそこには蜂の巣があったので
かなり驚かれたのでした。

 

まさかこんな箇所に巣作りされるなんて
思ってもいなかったので驚愕・・・

 

驚かれたのですが自分で駆除を御決断!

 

市販の殺虫剤を用いて駆除実施することに。

 

少し距離があったのですが一気に噴射!

 

すると・・・

 

巣に群がっていたハチたちが一気に舞い上がり
とんでもない状況に!

 

辺りで飛び回り,そしてこちらに向かってくる
ハチも多数だったので危険を感じすぐに
避難なさった。

 

殺虫剤が効いていなかったのか・・・

 

幸い刺されることは無かったのですが後程
確認してみたところ,やはり辺りで蜂が飛んでおり
そして巣にも変わらずハチの姿があったので
どうすることも出来ず御連絡を頂いた。

 

こういう事でございました。

 

今回ご自分で蜂の巣駆除をなさったのですが
少し中途半端に終了してしまっている
状況なのです。

 

殺虫剤を噴射したのですが,うまく噴射出来て
おらずほとんどのハチを駆除出来ていなかった。

 

そして蜂の巣もそのままの状態。

 

こういった状況では通常の蜂の巣がある状態と
比べ事態を悪化してしまっているのです。

 

巣に戻ってくることが出来ず,周辺でパニックと
なったハチたちが飛び回る事になったり
巣から離れ周辺にて潜んでしまったりと余計に
駆除が困難になってしまうこともありますので
ご自分で蜂の巣を駆除する場合は必ず全ての
ハチを駆除し巣も完全に撤去するつもりで
行う事が重要になります。

 

そして殺虫剤を使用なさる場合も必ずハチ駆除
専用スプレーをご使用頂く様お願い致します。

 

ハチ専用スプレーでない場合はどうしても
効力が足りず駆除しきれずに逆に襲われ
刺されてしまう事態がよく発生しますので
十分ご注意ください。

 

アシナガバチだから大丈夫と思いがちですが
自分で駆除した結果,刺されてしまった
あるいは収拾のつかない状況に発展して
しまったという事もよくありますので
万全の態勢で行う事が重要です。

 

早急に駆除にお伺い。

 

該当箇所を確認しますと,それは頭上の壁面に
巣作りされており,フタモンアシナガバチの巣。

 

 

しばらくハチの動向を調査した結果,やはり
通常の動向ではないアシナガバチの姿も。

 

今回のようなケースの典型例です。

 

そして巣には多数のハチの姿がありましたので
殺虫剤は全く効力が無かったということ。

 

フタモンアシナガバチに関しては体のサイズが
アシナガバチの中では最も小さく,そして
営巣箇所に特徴のあるアシナガバチになります。

 

今回のような壁面にべったりと巣作りすることも
あれば,僅かな隙間内部を利用し内部にて
自由自在に巣を広げていけるタイプになります。

 

こんな僅かな隙間に巣作りしていたのかと
驚くようなケースもある蜂なのです。

 

状況が把握出来ましたので駆除実施。

 

 

巣にいるアシナガバチたちを全て退治し
そして巣も完全に撤去完了。

 

ここからは周辺で飛び回っているハチたちを
出来る限り捕獲退治し,周辺にて潜んでいる
アシナガバチがおればその都度駆除。

 

そしてその他の箇所全域も調査し他では
現時点では巣作りされていないことを確認
出来ましたので駆除作業の完了。

 

これでとりあえずは安心して倉庫の出入りを
行って頂くことが出来そうです。

 

今回のようにご自分でハチの巣を駆除なさろうと
する方もおられると思いますが,うまく駆除
出来なければ襲われ刺されてしまうことが
あるのはもちろんのこと,完全に駆除出来て
いなければ後々様々な弊害が発生してしまう
こともありますので,十分ご注意ください。

 

そしてもしも少しでも躊躇する場合は完全に
駆除出来ないこともありますので出来る限り
避けて頂いた方が良いでしょう。