「既にハチの出入りが無い巣!」【奈良市のハチ駆除】2022/01/26
植木の中にスズメバチの巣があるのを発見!しかしハチの気配は無し。そんな蜂の巣駆除の全容を御紹介させて頂きます。
板倉敦司
板倉敦司

奈良県奈良市蜂の巣駆除

植木のスズメバチ巣駆除

 

2022年1月26日(水)

 

敷地内に植えられている植木の中に
蜂の巣があるのを発見した!

 

ということで御連絡を頂きましたのは
とある施設様。

 

その蜂の巣は形から判断して
スズメバチの巣かもしれない・・・

 

ですが巣へハチが出入りしているような
様子は無いということ。

 

そんな蜂の巣を発見なさったのは施設の
関係者の方で,通路を歩いている際
何気なく該当の植木部分に目を向けたところ
少し高さのある頭上の植木部分に妙な
物体があることに気付いたのです。

 

遠目からでは全く分からなかったので
近付き確認したところ,なんとそれは
スズメバチの巣だったのでかなり
驚かれたのでした。

 

そんな御指摘を受け,確認したところ
そこには巣があったので驚愕・・・

 

今まで全く気付かなかった・・・

 

しかし確認した際もその後も蜂が出入り
している様子は無かったので巣の中に
ハチはいないのか?

 

ですがそのまま放置しておくことも気持ちが
悪いため駆除を御決断なさったのでした。

 

今回に関してはハチの姿が無かったという
ことでしたが,この時期なので完全に巣には
ハチの姿は無く,空っぽ状態という事になります。

 

スズメバチに関してはどの種類のハチでも
春先頃から巣作りを開始し,そして最終の11月頃
遅くとも12月初旬頃には全てのハチが巣の内部から
飛び立ち巣の活動は終了となるのが基本になります。

 

ですが中には例外的に巣を飛び立たずそのまま
巣の内部にて生活することもありますが
基本的には最終的に巣は空っぽ状態となります。

 

ですので今回も真冬のこの時期は既に
空っぽ状態となっているということです。

 

恐らく昨年の段階の真夏頃であればかなり
ハチの数も増加し,頻繁に巣へスズメバチが
出入りしていたことでしょう。

 

今回は植木の内部という事もあり,そして少し
高さのある箇所に巣作りされていたので
全く気付く事が出来なかったのです。

 

完全な植木内部に巣作りされてしまうと
巣が見えないことが多いのでどうしても
発見が遅れてしまうことが多いのです。

 

更に今回は頭上の高さのある箇所だったので
頭上をハチが行き来していたことになるので
ハチの姿も見かける確率が低かったのです。

 

ハチの姿も見かけることが出来なかった
ということは危険な事態に陥ってしまう
一つの要因となります。

 

それは巣が見えず,そしてハチの出入りも確認
出来なかった場合で例えば植木の剪定を開始
してしまったケース。

 

このようなケースでは剪定を行った際に
ほぼ間違いなく巣に刺激を与えてしまうことに
なりますので襲われる確率が高いのです。

 

今回はそのような事で植木に近付くことが
無かったので不幸中の幸いだったのです。

 

この時期は既に蜂の巣は空っぽ状態となっている
ことがほとんどですが,しかし稀に巣の内部に
ハチが潜んでいることもありますのでもしも
ご自分で駆除なさるようなことがあれば
巣のみを払い落とす行為は避けて頂いた
方が良いでしょう。

 

払い落とした際に突然複数のスズメバチが
飛び出し襲われてしまうという事もありますので
十分ご注意ください。

 

迅速に御対応。

 

該当の植木を確認しますと,それはやはり一見
しただけでは全く巣が分からない状況。

 

植木の少し高さのある頭上に巣作り。

 

 

コガタスズメバチの巣。

 

やはり巣は既に活動終了している様子で
ハチの出入りはなし。

 

 

活動中の昨年の段階ではかなりハチが活発に
活動していたことでしょう。

 

念のため巣を撤去する前に薬剤注入し
内部に蜂が潜んでいないことを確認
出来ましたので,巣を完全に撤去。

 

巣の内部を確認しますと完全にこちらの
巣は活動終了していたことを確認。

 

これでご安心頂くことが出来ます。

 

コガタスズメバチに関しましては毎年の
ように巣作りされてしまうことはあまり
ございませんが,今回の巣が巣作りされた
時期によっては新たに新女王蜂が誕生している
ことになり,それらが再度今年度に周辺にて
巣作りを開始し出す可能性もありますので
今後は定期的に敷地内全域の点検を行って
頂く必要がありそうです。

 

今回のように植木の中にスズメバチに巣作り
されてしまうこともよくあり,発見が遅れて
しまうことが多いので,敷地内に植木が存在
する場合は意識的に定期的に蜂が出入りして
いないかどうかを点検しておくことが重要です。