「玄関開けたらスズメバチがいる!」【富田林市の蜂駆除】2015/04/24
御自宅に帰宅し,玄関ドアを開けた瞬間,廊下の足元に大きな虫がいるのを発見!なんとそれはハチ!しかも生きている!一体なぜ?調査駆除の全容を御紹介させて頂きます。
板倉敦司
板倉敦司

富田林市内戸建て住宅

室内にいるハチの原因究明

 

2015年4月24日(金)

 

御自宅に帰宅した際,玄関ドアを開けた瞬間
なんとすぐそこに通常では考えられない
光景があったのでかなり驚愕した!

 

ということだったのですが,それは玄関の
室内側すぐ傍の足元に大きな虫の姿が
あったということ。

 

始めはゴキブリかと思ったのですがよく
確認してみると,なんとそれは大きなハチ!

 

そしてそれはゆっくりと動いていたので
驚いたのですが,まずは気持ちが悪いので
なんとか退治しないといけないと感じ
すぐにタオルと新聞紙を丸めて準備。

 

慎重に蜂に最接近し,一気にタオルを被せ
新聞紙で思いっきり退治!

 

恐らく退治出来ているはず...

 

タオルの中を確認するのが気持ちが
悪かったので,そのまま放置することに。

 

しばらく経っても中からハチが出てくる
ことは無かったのでひとまず一安心。

 

ですが一体なぜ室内にハチがいたのか!?

 

かなり疑問を感じざるを得なかったのです。

 

外出する際は全ての窓を完全に閉めていたはず。

 

閉め忘れがあったのかと念のため全ての窓を
確認してみたのですが,やはり全ての窓が
完全に閉めきられている状態だったのです。

 

ですので一体どういうことなのか全く理解
出来ずかなり気持ちの悪い状況に陥って
しまったのでした。

 

ハチの種類はかなり大きいのでスズメバチ
かもしれない...

 

一体どういうことなのか調べてほしい。

 

こういった事でございました。

 

ハチの種類は大きなハチだったという事
でしたので,スズメバチあるいはアシナガバチ
である可能性が考えられます。

 

窓を閉めきっているのにいつの間にか室内に
ハチの姿があるということも時期を問わず
発生することがあるのです。

 

それは窓以外の箇所から室内にハチが侵入して
来ているということになり,実は屋内側である
屋根裏内や壁内部などに巣作りされている
ということが多くなります。

 

それは時期によってはそういった事が
考えられるのですが,今回は時期的にまだ
巣作りはされていない,あるいは巣作りを開始
しようとしているという時期になりますので
巣作りを開始しようとしたスズメバチが
外壁の換気口などから屋根裏内などに侵入
したのですが,室内側の隙間などを屋外と
勘違いしてしまい,誤って侵入してしまった
などが考えられるのです。

 

又は,ハチの種類がアシナガバチである可能性も
考えられるケースでは,この時期は屋根裏内
などが冬眠箇所になっていたということも
考えられるのです。

 

気付かぬうちに屋根裏内などが蜂の冬眠箇所に
なっており,そしてこの時期に冬眠から目覚めた
ハチが室内側から漏れている明かりを屋外と
勘違いしてしまい,誤って室内に侵入して
きてしまうことがあるのです。

 

この現象はこの時期や冬眠に入る前の段階である
11月から12月頃にも発生することがあるので
気付けばお部屋の中に蜂がいることになるため
かなり気持ちの悪い状況に陥ってしまう
ことになります。

 

ですので住宅に関しましてはハチに巣作りされて
しまうことの他,こういった想定外の事態が
発生することも蜂に関してはあるのです。

 

恐らく今回も完全に屋内側に巣作りを行って
いるという訳ではなく,上記のような事態が
発生している可能性が高いでしょう。

 

早急に調査駆除にお伺い。

 

まずは玄関室内側にてタオルと新聞紙によって
退治したというタオル内部を確認。

 

すると...

 

いました,それはコガタスズメバチ。

 

スズメバチ室内

 

これで原因が判明。

 

コガタスズメバチに関しては屋根裏内など
屋内側に巣作りすることは無いので
やはり屋内側が冬眠箇所になっていた
ということで間違いなし。

 

そして冬眠から目覚めたコガタスズメバチが
屋外と勘違いしてしまい,室内側に侵入
してしまったのです。

 

ということは何処から侵入したのか?

 

徹底的に細部まで調査実施。

 

すると原因が判明。

 

それは廊下頭上の天井に設置されている
照明器具。

 

スズメバチ侵入照明器具

 

こちらには僅かな隙間が生じていたのですが
そちらになんと別のスズメバチの姿!

 

その僅かな隙間から出ようとしたのですが
挟まってしまい,そのまま息絶えた様子。

 

その照明器具の上部というのは屋根裏内と
なりますので,やはり屋根裏内にて冬眠していた
コガタスズメバチが屋外と勘違いし,室内に
侵入して来てしまったということで
間違いなさそう。

 

原因が判明しましたので,その他のスズメバチが
潜んでいないかどうかの調査開始。

 

屋根裏内に上がり,細部まで徹底的に調査
させて頂いた結果,その他のスズメバチは
潜んでいる様子はなし。

 

ハチ照明器具

 

もしもその他のスズメバチがいたとしたら
既に無事屋外に飛び立った後ということ。

 

次に冬眠に入っていたということは
屋外側より侵入出来る箇所があるという
ことなので調査しますと,今回は屋根裏へと
通じる通気口から出入りしていたと特定。

 

スズメバチ侵入換気口

 

ハチなら容易に侵入出来てしまう
状態だったのです。

 

今後のためにも通気性を確保しつつ完全閉鎖。

 

その他の隙間などもハチなら侵入出来てしまう
状態であることが判明。

 

屋根裏ハチ侵入口

 

念のため侵入されぬ様,閉鎖実施。

 

これで屋根裏内は調査駆除の完了。

 

念のため屋外の敷地内全域も調査し
現時点では巣作りされていないことを
確認出来ましたので全ての駆除作業の完了。

 

これでご安心頂く事が出来そうです。

 

今回のケースは巣作りを行っているという
訳ではなく,少し特殊な案件でしたが一般住宅の
屋根裏内などは巣作りの他,ハチの種類に
よっては冬眠箇所になってしまうことも
ありますので,屋外側の屋根裏内へと通じる
換気口などハチが出入りしていないかどうか
定期的に点検を行っておくことが重要です。

 

もしも室内側に隙間等が存在すればそちらから
室内にハチが侵入してしまう事もあり
そうなればかなり厄介な事態に陥って
しまいますので注意が必要になります。