「引っ越しして来たら蜂の巣が!」【泉南市のハチ駆除】2015/06/03
引っ越ししてきた途端にスズメバチの巣があるのを発見!ベランダに出ることが出来なかった。駆除の全容を御紹介させて頂きます。
板倉敦司
板倉敦司

泉南市戸建住宅ベランダ

窓枠の蜂の巣駆除

 

2015年6月3日(水)

 

戸建て住宅のベランダに出るための窓の
上部に位置する窓枠部分に蜂の巣があるため
ベランダに出る事が出来ないらしいので
早急になんとかしてほしい。

 

ということで緊急の御連絡を管理会社様より
頂いたのですが,そちらの物件というのが
建売住宅ということでつい最近に入居者様が
決まり,お引っ越しされて来たばかりという
ことだったのです。

 

そして片づけを行いつつ,ベランダの清掃も
行おうとしたところ,出入り口の窓上部に
妙な物体があるのを発見!

 

室内側より近付き窓越しに一体何なのか
様子を窺っていたところ,突如何処から
ともなく大きな蜂の姿!

 

そしてそのハチはなんと一直線にその物体の
中へ侵入していったのです!

 

まさかの光景にかなりビックリ!

 

蜂の巣と理解されたのでした。

 

かなり大きな蜂だったのでスズメバチかも
しれないと感じ,恐怖を覚えることに。

 

ベランダへの出入り口の窓だったので一切
ベランダへ出る事が出来ない状況に。

 

すぐに管理会社様にご連絡されたのでした。

 

引っ越して早々にとんだ災難に見舞われ
最悪の状況だったのです。

 

ハチの種類は詳しくお聴きした結果
スズメバチで間違いなし。

 

茶色でマーブル模様の蜂の巣。

 

今回は窓枠上部に巣作りされていたのですが
かなり危険な営巣ポイントと言えます。

 

今回のお客様のように窓を開けてしまう前に
蜂の巣の存在に気付く事が出来れば問題
無いのですが,気付かずに窓を開けてしまった
場合,誤って室内にハチが侵入してしまったり
窓を開けたことによりハチを刺激してしまい
ベランダへ出た瞬間,頭部を蜂に刺されてしまう
といった事態に陥ることもあるのです。

 

そして最も危険な状況が,窓を開けた際に巣を
破壊あるいは巣に接触してしまうケースです。

 

巣作りされている箇所によっては巣の大きさに
関わらず窓を開けた際に巣に接触,破壊してしまう
こともあるため,そうなっては間違いなくハチを
刺激してしまう事になりますので,かなり危険な
状況に陥ってしまう事は間違いないのです。

 

そして巣作りされている箇所によっては巣が
小さい時期には巣に接触することが無くても
ある程度巣が大きくなってくると,巣に接触
してしまう事となってしまうのです。

 

更には巣が巨大化してくると,窓枠部分と
窓自体にこびりつける形で頑丈に巣作りされて
しまうこともあるため,その状況であれば
窓を開けた際に間違いなく巣を破壊して
しまうことになるのです。

 

そんな窓枠部分に巣作りされる確率が高いのは
やはり普段ほぼ窓を開閉していない状態の
窓であれば標的となりやすくなってしまうので
もしもそんな窓を久々に開ける際は事前に
窓枠などに蜂の巣がないかどうかをよく
点検してから行って頂くことが重要になります。

 

今回は入居者様が決定するまではしばらく
空き家状態となっていたはずですので,そんな
状況下で標的となりやすかったのでしょう。

 

かなり日常生活に影響が出てしまっている
状況だったので迅速に御対応。

 

該当のベランダ窓をまずは室内側より確認
させて頂いたところ,やはり危険な状況。

 

出入り口窓上部の窓枠に巣作りされており
蜂の種類はコガタスズメバチ。

 

今回に関しましてはもしも反対側の窓や
網戸を開けてしまっていたら間違いなく
巣を破壊してしまう事になっていたので
窓を開ける事無く不幸中の幸い。

 

次にベランダ側から確認したところ
既に複数の働き蜂が誕生している様子。

 

ハチの巣窓枠

 

巣は徐々に通常の真ん丸のスズメバチの巣
へと変化していたのです。

 

コガタスズメバチに関してはほんの少し前
まではまだ巣の内部からは働き蜂が誕生して
いない状況で巣に対して蜂の数が女王蜂
一匹のみだったのですが,徐々に幼虫が羽化し
蜂の数が増え出している状況だったのです。

 

それはコガタスズメバチに関しては蜂の
数が一匹のみの状況では巣はまだこのような
形状ではなく,徳利やフラスコを逆さにした
ような独特な物体だったはずなのです。

 

そしてその独特な形状の巣の間に内部の
幼虫が複数羽化し出してくると,通常の
真ん丸の巣へと変化していく事になるのです。

 

ですので今回の巣は次の段階へ進んでいる
というわけです。

 

状況が把握出来ましたので駆除実施。

 

ハチベランダ窓枠

 

現時点で内部にいるスズメバチを退治し
巣も跡形なく完全に撤去完了。

 

 

巣の内部を確認しますと,やはり既に
数匹の働き蜂が誕生している状況。

 

コガタスズメバチの巣

 

ここからは数匹の巣に戻ってくるハチを
地道に捕獲退治し,念のため敷地内その他の
箇所全域も調査させて頂き,他では問題
ないことを確認出来ましたので全ての
駆除作業の完了。

 

これで安心してベランダに出て頂く
ことが出来ます。

 

今回は引っ越ししたばかりでかなり不運な
状況でしたが,周辺ではその他のハチも
生息しておりますので,今後も全域に
注意を払っておくことが必要になります。

 

今回のケースのようにコガタスズメバチに
関しましては,窓枠部分などにも巣作りを
行うことがあり,窓枠に巣作りされてしまうと
窓が完全に開けられなくなってしまうのは
もちろんのこと,気付かずに開放してしまった
際に室内にハチが侵入してしまうなど
かなり支障が出てしまうことになるので
普段開閉されていない窓は特にご注意
頂ければと思います。

 

事情により空き家状態となってしまっている
物件を所有されている方で,久々に訪問された
際に換気のために窓を開ける際は必ず事前に
窓枠などに蜂の巣がないかどうかをよく
ご確認の上,行って頂ければと思います。