室外機の蜂の巣駆除

 

2022年6月25日(土)

 

ベランダに設置されているエアコンの室外機に
ハチに巣作りされてしまった！

 

ということで駆除の御依頼を頂いたのですが
お客様はマンションにお住まいでその
ベランダの室外機部分に巣作りされてしまった
ということ。

 

そちらのベランダでは定期的に洗濯物を干すために
出入りしていたのですが,室外機が洗濯物を
干している位置からは少し離れた箇所に設置
されていたので今まで全く異変に気付くことが
出来なかったのです。

 

そしてまさかそんな箇所に蜂に巣作りされる
なんて全く思ってもみなかったので気にする
ことはなかったのです。

 

そんな状況下でいつも通り今回も洗濯物を
干していたのですが,その際ふとベランダ内に
やって来るハチの姿を確認！

 

するとそのハチはなんと何の迷いもなく
該当の室外機付近へ消え去ったのです。

 

かなり嫌な予感...

 

ですがその際はたまたま飛んできただけだろうと
気にしないようにしたのです。

 

そのまま室内に戻ったのですが,やはり
気になってしまうことに...

 

ですので思い切って確認してみることに。

 

慎重に室外機に接近し見える範囲を確認した
ところ,なんと室外機後方の配管部に蜂の巣があり
多数のハチが群がっていたのでかなり驚愕！

 

その後も定期的に蜂が行き来していたので
危険を感じ駆除を御決断なさったのでした。

 

そんな状況を発見してしまってからは
洗濯物を干すことは出来なくなり,ベランダに
出る事もままならない状況になってしまうことに。

 

こういうことでございました。

 

ハチの種類はアシナガバチ。

 

今回のケースのようにエアコン室外機周り
というのもよくハチに巣作りされてしまう
ポイントとなり,ハチの種類は主に
アシナガバチがよく巣作りを行います。

 

室外機のほぼ全面が標的となってしまい,今回の
ように配管部に巣作りされることもあれば
足元の本体裏側,サイドに設置されている
カバー内部,そして本体の内部などなど。

 

至る箇所が標的となってしまうのです。

 

それは住居が一戸建て,マンション,ハイツなど
関係なくエアコンを使用している状況で屋外に
室外機が設置されていれば,アシナガバチの
標的となってしまうことがあるのです。

 

活発なアシナガバチの活動地域であればかなりの
確率で室外機周りが標的となってしまうことが
ありますので,営巣ポイントであることを
ご理解頂き,敷地内に設置されている全ての
室外機に気を配っておくことが重要になります。

 

そして今回のお客様宅のようにマンションや
アパートの場合は,比較的室外機はベランダに
設置されていることが多いので,点検を行い
やすいのですが,戸建て住宅の場合は普段の
日常生活の上ではほぼ目を向ける事のないような
敷地内の裏手などに設置されていることも
あるでしょう。

 

そのような箇所に設置されている場合は
どうしても異変を察知しにくく,発見が遅れて
しまうことが多いので,御自宅に設置されている
室外機が何処に設置されているのかを把握
して頂き,定期的に点検を行っておく
ことが重要になります。

 

ベランダに出られない状況なので迅速にお伺い。

 

該当のベランダを確認しますと,その室外機は
少し離れた片隅に設置されていたので普段の
生活の上では全く目を向ける事のない箇所。

 

発見は困難な状況だったのです。

 

そして室外機を確認したところ,ありました
セグロアシナガバチの巣。

 

 

背面の配管部に巣作りされており,ハチの総数も
かなり増加している状況。

 

このように室外機の背面の配管部に巣作りされる
こともよくあるのですが,じっくりと覗き込まないと
確認出来ないことが多く,陰になっていることが
多いので確認しにくいことが多くなります。

 

状況が把握出来ましたので駆除。

 

 

現時点で巣にいるアシナガバチたちを全て
退治し巣も跡形なく完全に除去完了。

 

 

ここからは戻りバチを地道に捕獲退治し
念のためその他の箇所も細部まで調査。

 

結果,現時点では他では巣作りされていない
ことを確認出来ましたので駆除作業の完了。

 

これで安心して頂くことが出来ます。

 

今回のようにエアコン室外機周りというのは
セグロアシナガバチがかなり好んで巣作りを
行うポイントになりますので要注意です。

 

エアコンを使用されているご家庭であれば
必ず屋外に室外機が設置されていますので
それぞれの室外機が何処に設置されている
のかを把握しておくことが重要でしょう。

 

意外と何処に設置されているのか把握出来て
いないという事もありますので,まずは
設置箇所の把握を行って頂ければと思います。

 

そしてそれぞれの室外機の点検を定期的に
行って頂くことが重要になるのですが,今回の
ような配管部や足元の裏面部分など一見した
だけでは見えない箇所がありますので,そんな
箇所も入念に点検しておくことが重要です。