「巣に蜂が戻って来ない!」【三郷町の蜂の巣駆除】2022/05/30
板倉敦司
板倉敦司

奈良県生駒郡三郷町蜂の巣駆除

植え込みのアシナガバチ駆除

 

2022年5月30日(月)

 

玄関先に植えられている植え込みの中に
蜂に巣作りされているかもしれない!

 

という事で御連絡を頂いたのですがそんな
疑いを持つきっかけとなったのが近辺の
水やりを行っていた時の事だったのです。

 

該当の植え込みに水やりを行ったところ
突然内部から一匹のハチが飛び出して
来たのです!

 

突然の事に驚いたのですがそのハチは
何処かへ飛び去って行ったのでその時は
特に気にはしていなかった・・・

 

そして数日後帰宅した際,玄関の出入りを
行おうとした瞬間,該当の植え込み内部に
ハチが侵入していくのを確認したのです。

 

これは巣を作っているのか・・・

 

ですが植え込みの中が全く見えず蜂の巣は
確認出来ない状況だったので,巣作りされて
いるのか特定は出来ず気持ちの悪い状況に
陥ってしまったのです。

 

そんな状況を発見してしまってからは
側を通る際も気になり玄関の出入りも
気になって仕方のない事となったのです。

 

ハチの種類は詳しくお聴きした結果
アシナガバチの可能性。

 

アシナガバチの場合,今回のように植え込みの
中に巣作りすることもよくあります。

 

完全な植え込み内部に巣作りされてしまうと
巣が全く見えないことが多いのでどうしても
発見が遅れてしまう事が多いのです。

 

そして今回のお客様のように水やりを行った
際などに植え込みの中から急にハチが飛び出し
あわや刺される寸前という事態が発生
することがあるのが植え込み内部です。

 

ですので敷地内にもしも植え込みが存在する
場合でうっそうと生い茂った状態になって
しまっている場合は注意が必要になります。

 

植え込み周りには巣を作っていることの他
定期的に蜂が飛来してくることもあるのですが
それは巣作りを行っているわけではなく
該当の植え込みに存在する餌を捕獲しに
来ているということもあるのです。

 

一見しただけでは判断は難しいですがもしも
巣を作っている場合は必ず定期的に内部へ
出入りしますので,そんな状況を発見なさった
際はその時点で駆除をご検討頂くことを
おススメ致します。

 

今回のケースに関してはお電話の段階では
どちらの要因なのか特定することは
出来なかったので現場にて判断する
必要がございました。

 

早急に調査駆除にお伺い。

 

該当の植え込みを確認しますとやはり一見
しただけでは巣作りされているのかは
全く把握出来ない状況。

 

 

ですのでしばらく待機しハチの動向調査。

 

すると遠目にアシナガバチの姿!

 

しかしそれは全く無関係のアシナガバチ
だったので周辺のその他の箇所でも別の
アシナガバチが巣作りしているということ。

 

待機している間にお先に敷地内全域の
その他の箇所も調査実施。

 

すると,裏手の軒下などには過去に巣作り
されていた痕跡が存在しましたのでやはり
お客様宅でも以前からアシナガバチの標的と
なっていたことが判明。

 

幸い現時点では巣作りされていない
ことを確認出来ましたので植え込みへ。

 

しかしハチの気配は全く無し。

 

仕方がないので植え込み内部の調査実施。

 

するとありました,セグロアシナガバチの巣。

 

初期サイズで間違いなく今シーズンに
巣作りされていた物。

 

 

ですが成虫のハチの姿は無かったので
巣を完全に撤去し,内部を確認しますと
そこには幼虫も多数で数匹はサナギ状態。

 

このサナギ状態のものは数日後には羽化し
働き蜂となっていたことでしょう。

 

ギリギリ巣の内部からは蜂が生まれていない
状況だったのですが,こちらには必ず一匹の
女王蜂が存在していたはずなのです。

 

数日前に水やりを行っていた際に出てきた蜂
そして植え込み内に侵入したハチというのは
間違いなくこちらの巣の女王蜂だったのですが
今回は巣へは全く戻ってくることは
無かったのです。

 

この時期は女王蜂自ら子育てなどを行って
いますので頻繁に巣を離れるのですが必ず
定期的に巣へ戻ってくるのが通常なのです。

 

ですが稀にこのような事態も発生することがあり
以降そちらの巣へは全く姿を現すことが
無くなる事があるのです。

 

それは今回の営巣箇所が居心地が悪いと判断し
巣を放置し別箇所へ移動し,そちらで新たに
巣作りを開始している可能性があることや
又は餌を捕獲するために出掛けている際に
何らかの事故に遭ってしまい,二度と巣へ
戻ってくることができなくなってしまった。

 

このような要因が考えられるのです。

 

更にはこちらの巣の他に別箇所にて同時進行で
巣作りを行っている巣があり,今回はそちらで
集中的に子育てを行っているという事態も
あるので,その場合は翌日以降に今回の
植え込み内へ再度女王蜂が戻ってくるという
事もありますので,今回は念のためそれに備え
駆除補償の対象となり,再度植え込み内に巣作り
されてしまった場合は補償の対象とさせて
頂くということです。

 

とりあえずは今回はこれで駆除作業の完了。

 

やはり巣作りされていたということで
お客様も驚かれましたが,巣を完全に撤去
出来ておりますので,今回の巣からハチが
誕生することは防止出来ました。

 

このように植え込み内部にアシナガバチに
巣作りされることもよくあり,内部に巣作り
されてしまうとなかなか発見が困難に
なりますので,もしも植え込みが存在する
場合はもしかしたら蜂の巣があるかも
しれないという事をご理解頂ければと思います。

 

水やりを行う際も注意が必要なのですが特に
植え込みの草刈り,剪定などを行う際は
かなりの確率で巣を刺激してしまい,蜂に
襲われることとなるので必ず事前にハチが
内部に出入りしていないかどうかをよく
確認してから行って頂く様お願い致します。