木部の蜂の巣駆除

 

2015年6月18日(木)

 

つい最近に御自宅一階の頭上軒辺りに蜂が
飛んでいるのを発見したのですが,周辺には
蜂の巣らしき物は無かったので,たまたま
かと思い,その際は気にしていなかった
ということだったのです。

 

ですが,翌日にも同様の箇所にて蜂の姿！

 

少し気になりしばらく様子を窺ってみることに
したところ,なんとそのハチは軒の木部部分
へとやって来たと思えば姿を消したのです！

 

何処へ！？

 

よく該当の箇所付近を見上げてみると
なんとそちらの木部部分に真ん丸の穴が
開いているのを発見！

 

こちらの内部に侵入したのか？

 

よく分からない状況だったのですが
その後はハチの姿は無かったので
とりあえずは様子を見てみる事に。

 

そして更に翌日...

 

再度状況を確認したところ,やはり前日と
同様に蜂の姿を確認！

 

今回はハチを見失わないよう,じっくりと
後を追ってみたところ,やはりそのハチは
そちらの木部の穴の内部へ！

 

巣作りを疑うこととなったのでした。

 

蜂の巣と言えば真ん丸のスズメバチの巣や
お椀を逆さにしたようなアシナガバチの巣
などを想像していたので,今回のような
箇所に巣作りをすることなんてあるのか？

 

かなり疑問でいっぱいだったのですが
見た目はハチのようだったので危険を感じ
なんとかしてほしい...

 

こういうことでございました。

 

今回のように通常の蜂の巣がある状態ではなく
ハチの種類によっては軒の木部などに穴を開け
内部に巣を作られることもあるのです。

 

ハチの種類は主にクマバチが多くなります。

 

クマバチに関しては軒の木部などに穴を開け
内部を空洞化し,巣作りすることもあれば
元々内部が空洞となっている竹筒などを
利用し巣作りすることもあるのです。

 

中には敷地内に何気に置かれているほうきの
柄の部分に巣作りされるという想定外の
事態も発生することがあるのです。

 

住宅の軒の木部やウッドデッキなどが標的と
なってしまうと,やはり穴を開けられ内部を
空洞化されますので通常の状態に比べ耐久性
などの観点からも厄介と言えるでしょう。

 

クマバチに関しては花粉採集などのために
飛翔している,又は敷地内に植えられている
お花などに飛来して来ているなどの場合は
危険性は低く駆除する必要は全く無いのですが
巣作りのために住宅に飛来された場合は
かなり厄介となり,発見が遅れれば遅れる程
穴の数が増えてしまい,内部の空洞もかなり
広がってしまう事になりますのでクマバチに
関しても巣作りされた場合は注意が必要な
ハチになります。

 

もしも軒やウッドデッキなどに不自然な
真ん丸の穴が開いている場合はそれは内部に
クマバチに巣作りされている可能性が
高いのでその時点で駆除をご検討頂く
ことをお勧め致します。

 

早急に調査駆除にお伺い。

 

該当の一階軒部分を確認しますと,そこには
不自然に開いた真ん丸の穴が存在。

 

やはり想定通りの状況。

 

そして周辺を確認しますと,一ヶ所のみならず
二ヶ所に渡って穴が存在。

 

 

ハチの種類を特定するため,しばらく動向調査。

 

するとすぐに蜂の姿！

 

種類が特定。

 

それは今回はクマバチではなく,また別種類の
ハキリバチだったのです。

 

ハキリバチに関してもクマバチ同様,今回のような
軒の木部部分などを利用し巣作りを行うハチ。

 

状況が把握出来ましたので駆除実施。

 

 

内部にいるハチを全て退治し,穴を閉鎖。

 

 

そしてこちらへ飛来して来るハチがおれば
その都度捕獲駆除実施。

 

念のため敷地内その他の箇所の軒なども
細部まで調査し,他では問題ないことを
確認出来ましたので駆除作業の完了。

 

今回のように御自宅の軒の構造によっては
クマバチなどの標的となってしまい,穴を
開けられてしまう事があり,発見が遅れて
しまうと複数箇所に渡って巣作りされてしまう
こともありますので注意が必要です。

 

軒の木部の他,ウッドデッキやトタン屋根なども
木部が存在すれば標的となってしまう事が
ありますので,定期的に不自然な穴が開いて
いないかどうかの点検を行っておく
ことが重要になります。