「ベランダの屋根越しにハチの姿!」【大阪市の蜂の巣駆除】2022/07/28
ベランダの雨よけ屋根の更に上部にハチが行き来しているのを発見!巣作りされているのか?調査駆除の全容を御紹介させて頂きます。
板倉敦司
板倉敦司

大阪市東住吉区一戸建て住宅

ベランダの蜂の巣調査

 

2022年7月28日(木)

 

御自宅二階のベランダにて蜂の巣らしき
物があるのを発見してしまった!

 

という事でお困りの御連絡を頂いたのですが
それははっきりとは確認出来ないため蜂の巣と
完全に断定は出来ない状況ということ。

 

ですが定期的にハチが行き来している状況
なので巣作りを疑うことになったのでした。

 

そちらのベランダには雨よけのための屋根が
設置されているのですが,その屋根のベランダ
側に巣作りされていれば特定は出来るのですが
そうではなくその屋根を乗り越えた更に上部に
位置する最上部の屋根瓦付近に疑いがあったため
断定が出来ない状況だったのです。

 

その雨よけ屋根越しにうっすらとハチが行き来
しているのを確認したという訳です。

 

そしてその先の屋根瓦付近にうっすらと影の
ような物体があったのでもしかしたら
蜂の巣ではないかという事だったのです。

 

実はそちらのベランダでは今年の春先の5月頃にも
ハチに巣作りされてしまったことがあり,その際は
今回のような箇所ではなく,ベランダの足元に設置
されているエアコンの室外機部分に巣作りされて
いたのですが,巣は小さくハチの数も一匹のみ
だったのでご自分で駆除されていたということ。

 

これで大丈夫と思い,その後も通常通り洗濯物を
干したりなどでベランダを利用していたのですが
今回そのような光景を発見してしまったので
かなり困惑することになったのでした。

 

またか...

 

そのような心境。

 

自分で駆除しようにも場所が場所なだけに不可能
だったのでなんとかしてほしい...

 

こういうお悩みだったのです。

 

その後はベランダの頭上が気になって仕方のない
状況になってしまったのです。

 

ハチの種類は詳しくお聴きした結果
アシナガバチで間違いなし。

 

今回のケースのようなかなり厄介な箇所に蜂に
巣作りされてしまうこともあり,主に戸建て住宅の
二階最上部の軒部分のケースです。

 

そしてそれがベランダの上部であればベランダには
頭上に雨よけのための屋根が設置されていることが
多いので,その屋根が妨げになってしまい発見が困難
そして駆除が困難になってしまうという訳です。

 

屋根の素材や変色状況などによってはベランダ側からは
全く巣が見えない,蜂が行き来しているのも確認
出来ないという事もあり,そのような状況では発見が
遅れてしまうことが多くなります。

 

そんな状況下で対象のお宅にお住まいの方は全く
異変に気付けないのですが,第三者の方が異変を
察知するということもあります。

 

それは住宅街などであれば住宅通しが隣接している
ことがほとんどなので,お隣様が蜂に巣作りされて
いるのを発見することがあるのです。

 

そして御指摘を受け,確認したところ多数のハチが
行き来していたという事もあるのです。

 

対象のお宅のベランダからは完全に蜂の巣が
見えないのですが,少し離れたお隣様の二階
ベランダあるいは窓からなら容易に状況を確認
することが出来るというわけです。

 

もしもそんな御指摘を受けるとかなり切羽詰まった
状況に追いやられることもありますので,出来る限り
御自身で異変を察知しておくことが重要でしょう。

 

該当の二階のベランダからは全く確認出来ない
状況であっても,少し離れた箇所,つまり別箇所の
窓からや一階の地上部分,御自宅前の通りからなど
角度や距離を変えれば異変を察知出来ることも
ありますので,もしもベランダに屋根が設置されて
いる場合はそういった箇所から定期的に点検を
行っておくことをおススメ致します。

 

早急に調査駆除にお伺い。

 

まずは該当のベランダを確認させて頂くと
そこには雨よけ屋根が設置されているので
最上部の軒部分は確認出来ず。

 

しばらくハチの動向調査を実施。

 

するとすぐに屋根越しにハチの姿!

 

想定通りアシナガバチで間違いなし。

 

やはり厄介な箇所になります。

 

慎重に該当箇所を確認しますと,状況が把握。

 

それは雨よけ屋根の更に上部に位置する屋根瓦
部分に巣作りされていたのです。

 

ハチの巣屋根瓦

 

ハチの種類はフタモンアシナガバチ。

 

アシナガバチ巣屋根瓦

 

そしてなんと一ヶ所のみならず二ヶ所に渡って
巣作りされていることが判明。

 

ハチの巣最上部軒

 

このようにフタモンアシナガバチに関しても
同年度に複数箇所に巣作りされてしまうことが
よくあり,それは発見が遅れてしまえばしまう程
発生しやすいので,早期に発見し駆除して
おくことが重要になります。

 

今回は雨よけの屋根越しに物影を確認することが
出来て,異変を察知することが出来たのですが
もしも察知することが出来ず,そのまま長期間
放置してしまっておれば,翌年には更に複数箇所に
巣作りされていた可能性があったのでまだ
発見出来て幸いだったのです。

 

気付かず複数年経過してしまった結果,敷地内が
蜂の巣だらけになってしまうこともよくある
事態になりますので,出来る限りその年の内に
完全に駆除しておくことをお勧め致します。

 

状況が把握出来ましたので駆除実施。

 

少し困難な作業になりますが双方共に全ての
アシナガバチを退治し巣も完全撤去。

 

フタモンアシナガバチの巣

 

そしてここからは多数の戻りバチを退治しつつ
念のため敷地内その他の箇所も細部まで調査。

 

結果,その他の箇所では現時点では巣作りされて
いないことを確認出来ましたので駆除作業の完了。

 

しかしフタモンアシナガバチに関しても毎年の
ように巣作りされてしまうことがよく発生
致しますので,今後も全域の点検を定期的に
行って頂くことが必要になりそうです。

 

今回のように普段の日常生活の上ではかなり
発見が困難であるベランダの雨よけ屋根の更に
上部の軒部分などに巣作りされてしまうことも
よくあり,発見出来た頃にはかなり巣が巨大化
していたということがほとんどですので危険性を
抑えるためにもそのような箇所にも注意を
払っておくことが重要になります。

 

ベランダからは確認出来ないことが多いので
もしも雨よけの屋根が設置されている場合は
その更に上部が確認出来る別箇所の窓などから
定期的に点検を行って頂ければと思います。